〜襲来〜


前に少し触れた閉鎖病棟内を無心でひたすら徘徊している男。



それがヒロキだ。

 
ヒロキ(仮)
・20代前半
・病名不明
・整った顔立ちに冷めた目←エヴァの碇シンジくんのようなイメージ
・相手の話を最後まで聞かず理屈っぽい





そんなヒロキが夕食後に珍しく僕らのいる共有スペースにきたのだ。


この時間のヒロキは、同年代の女の子2人組とよく話し込んでるのに珍しいな…


今日は、より一層何か言いたげな面持ちだ。


後日聞いた話だが、たわいのない話でも理屈っぽく論破しようとするヒロキにうんざりした女子達が避けてるらしい。


そして、この共有スペースのリモコン権力者である徳井さんに絡み出したのだ。


権力者といっても徳井さんは大人だ。


皆んながTVを観ていれば自分勝手に変えることもないし、いつもここにいる人達の好みの番組を考慮して選んでいるのを知っている。


絶対に観ないであろう○USIC STATIONとかにも変えることがある。


そんな不器用だけど優しい徳井さんが僕は好きだ。


他の人もそんな人柄を知ってるからこそ何も言わない。


なによりヒロキがきた時は、皆んなでクイズ番組を観ながら盛り上がっていたのだ。


頼む…
今は、面倒くさいことを言わないでくれ…


続く