〜Night24〜
店を出て改めて繁華街の風景を見回すと酔いが回っていても煌びやかな世界に何処か闇が混在する不思議な雰囲気はそのままだった。
だが、今日に限ってはサヤカという強力?な味方もいるし、酒に酔っていたこともあって若干強気に振る舞える自分がいた。
Clubへ向かう道中に話しかけられる黒服や道端に屯している若者も不思議と気にならなくなり、繁華街を胸張って歩けるようにもなった。
サヤカは、僕がClubに付いてきてくれると思っていなかったらしく上機嫌でいつもより強く僕の腕に絡みつく。
Clubまでの道のりで二人のテンションが下がらないように途中のコンビニで缶チューハイを買って上機嫌なテンションを保ちながら、Clubまで向かった。
飲み屋からゆっくり歩いて15分くらいだろうか。
青いネオンで光るクラブのエントランスまでたどり着いたんだ。
続く