〜DAY17〜


AM3:15



アンモニア臭が漂う部屋で一人物思いにふけていると、明地さんを送り届けた看護師がションベンまみれの部屋を掃除する為、バケツとモップを持って戻ってきた。





「ごめんなさいね。

明地さん、寝ぼけてただけだから。」




そう言われると言い返す言葉がなかった。



ただ、このアンモニア臭が漂う部屋で寝るのは気が滅入る。




「あ、あの…臭いが気になって眠れる気がしないのですが…」




今は、2月だった。


窓を開けて寝ることもできなかった。




「空いてる個室があるか、もう1人の夜勤の子と相談して確認してくるね…」




と、言って掃除を終えるとまた去っていった。



何故かため息混じりに言われたのが若干、気に触ったが、もういいや。




まぁ、どちらにしても今日は眠れないだろうな…




続く



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