がん専門病院に、セカンドオピニオンを伺いに行ってみました。

1) 手術については……考えなくてよい!
・門脈を腫瘍が完全に塞いでいて、側副血行路(バイパスとして発生する新生血管)がたいへん発達している。
・膵臓頭部から体部にかけての腫瘍で、画像上では尾部が消えたように見える。
→がん発生から相応の時間が経過していると考えられるので、がん細胞の増殖スピードは遅いかもしれない。
2) 抗がん剤治療をすみやかに行うべき
・抗がん剤の効果はやってみないとわからないが、体力のある今、やるべき。元気なうちにやる方が効果が出やすい。
・抗がん剤について、最初にFOLFIRINOXという選択は、条件的に妥当。
3)卵巣と膵臓のかねあいについて
・4月の卵巣腫瘍の診断から、婦人科と消化器内科の連携はよくとれているという印象。
最短で必要な診断・診療が行われているのでは?
・卵巣切除時に認められた腹腔の播種は、画像上は膵がん由来らしい印象がない。
膵がんの播種は細かくたくさん出てくること多い。
今回の腹腔の播種はある程度の大きさがあるようなので、卵巣由来では?
→腹腔播種の由来は今後要検討だが、治療方針は変える余地はない。
・乳房/卵巣/膵臓と、年齢の割にはがんが重なっており、ご家族の病歴からも何等かの遺伝的傾向がありそう。
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担当していただいたのは肝胆膵外科のベテランの先生でしたが、話しやすくてよかったです。
私の消化器内科の主治医のU先生は詳細な紹介状を書いてくれていたらしく
先生「あなたの主治医の先生、紹介状にずいぶんしっかり色々書いてくれていますよ」
私 「はい、若手の先生ですけど、話しやすくて、婦人科の先生や他の科の先生にもよく連絡してくださっています」
先生「ああ、それってすごく大事。どんどん周囲に相談に行けるのは、いい先生ですよ。
それに若い先生でも必ず、経験のある先生が後ろにいるから安心して」
U先生!エラい先生にもほめられてますよー!
今週末にU先生の診察なので、お伝えしておこうと思います。