横津岳

 

 

横津岳は 道南の玄関口にそびえる高山 (一一六七㍍) で 駒ヶ岳より少し高い

横津岳の語源は アイヌ語の「ユックオツ・ヌプリ」から転訛して「ヨコツ」となったもので「シカのいる山」という意味である

古老は「明治三十五年 (一九〇二年) ごろまでは毎年 シカを三頭くらいとった」と語っている

 

昔は「大川岳」とも呼んでいた

松浦武四郎は弘化二年 (一八四五年) 八月 蝦夷地を踏査 探検して『蝦夷日記』を著したが その中の一節に「大きい川がある この川は石川である 急流で 源を大川岳に発している 大川岳はふもとから頂上までおよそ五十町もあるという 私も登ってみたいと思ったが 暇がなくて登れず誠に残念であった 箱館の一老人の話によれば『山上に池があり 清水があふれ出ている実に名山だという』」と書いている

 

この池は後世「雲井沼」と名づけられた。

 

 

※北海道新聞社発行 はこだて歴史散歩 から引用しました

※はこだて歴史散歩 昭和57年(1982年)5月25日 初版発行

 

 

12月18日 船だまりからの写真でした

 

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