写真発祥之地碑

 

 

昭和三十九年 函館市豊川町のグリーンベルトに 写真普及百年を記念して「北海道写真発祥之地」の碑が建てられた

開港と同時に西洋文明をいち早く取り入れた箱館で 越後 (新潟県) 新発田の木津孝吉という人物がロシア領事ゴスケウィッチから写真の技術指導を受け 船見町に写真館を開いたのは元治元年 (一八六四年) であった

碑文によれば わが国最初の写真師上野彦馬に遅れることわずか二年であったという

 

その後 長崎で写真術を修業した田本研造が箱館に来て これまたロシア領事からさらに細かな手ほどきを受け 木津の写場を引き継ぎ営業した

箱館戦争で 脱走軍幹部の多くは 田本写真館と 魯国ニコライ館で撮影したが 特に蝦夷島総裁榎本武揚の写真は箱館入港の外国人から人気があり 数多く焼き増しして売られたという

ちなみに 当時の写真の値段は名刺判で 一枚一分くらいであったので 庶民には手が出なかった  

 

 

 

※北海道新聞社発行 はこだて歴史散歩 から引用しました

※上の白黒写真は はこだて歴史散歩 から拝借しました

※はこだて歴史散歩 昭和57年(1982年)5月25日 初版発行

 

 

 

9月2日の写真です

 

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