トビ坂 (日和坂) 

 

 

函館西部の坂は 明治十二年 (一八七九年) の大火後に整備されたものが多く それ以前は今のように下から上まで真っすぐではなかった

 

八幡坂の西隣の坂を「日和(ひより)坂」といっているが これも大火前の地図では 今のバス通りの下の部分は細く東へ寄っている

 

そして上のほうの船魂(ふなだま)神社の前の辺りに「トビ坂」と坂名が記されている

トビは鳥のトビで 天気のいい日にトビが飛んだとの説もあるがはっきりしない

 

下の方が日和坂ということになるが この名は明治になってからのものであろうか

日和という地名は 船の出入りを見る小山などに日和山と名付ける例があるから 港内をながめるのによい坂との意味か とも解されるがこれも判然としない

 

『箱館夜話草』では 八幡坂の次に「新坂」というのを記しており これがどうやらトビ坂の下にあった小坂のように思える

トビも日和も ともに天気と関係があろう

 

 

 

※北海道新聞社発行 はこだて歴史散歩 から引用しました

※上の白黒写真は はこだて歴史散歩 から拝借しました

※はこだて歴史散歩 昭和57年(1982年)5月25日 初版発行

 

以下の写真は昨日 (7月4日) のものです

新坂

 

アジサイと日下部邸

 

トビ坂

 

好きな場所

 

 

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