函館公園裏通りにある

明治七年 (一八七四年) 八月十一日 ドイツの函館駐在代理領事ルードウィッヒ・ハーバーが この向かい側で 排外思想の旧秋田藩士田崎秀親に惨殺された

 

田崎は日本の現状を救うには外人を殺すより道なしとの狂信を持ち

わざわざ外人のいる函館へ来たのである

ハーバーは この年の二月に着任したばかりの 眉目秀麗な青年紳士であった

 

山背泊まりの外人墓地に葬られて 大理石の墓碑が建ったが 大正十三年 (一九二四年) に五十年祭が行われた際 その墓碑をここに移して記念とし 山背泊墓地には同形の新墓碑をつくっておさめた (現在)

 

この事件は国際問題となり 田崎はそろばん板の上に座らされ ひざの上に重い石をのせる石抱きの拷問を受け ついに首をはねられた

 

 

※北海道新聞社発行 はこだて歴史散歩 から引用しました

※はこだて歴史散歩 昭和57年 (1982年) 5月25日 初版発行

 

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