濃い2日間 | Color Raiz

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Travis Japanへの愛を垂れ流してマス☆

この週末は、どっぷりフラメンコに浸かりました!
土曜はホセ・ルビッチのクルシージョ3クラス、
日曜はカディスの歌姫エンカルナ・アニージョのライブ。


まずは日曜のライブについて。

エンカルナは生で聴いたのは初めてでしたが、やっぱり素敵でした。
カディスの人って本当に明るくていいです。
ダビ・パロマールもそうだったけど、楽しい気分にさせてくれます。
アレグリアスを歌いながら自然に身体が動く彼女をみてると、
「ああ、本来踊りってこういうことなんだよな」ってすごく思ったし、
コンパスの気持ちよさ、あふれ出るスペイン女の強さ、こめられる思いの深さ、
どれをとっても旨みたっぷりの極上フラメンコでした。

パートナーのギタリスト、ピトゥケテ(変わった名前でなかなか覚えられないが^_^;)
のギターも私は気に入りました。
こんなに素直な音、あんまり聴かないですねえ。
いい意味で癖がなく、どんなにテクニックを駆使しても嫌味がない。
ソレアのイントロでは、ちょっと泣きそうになったし、
コテコテじゃないんだけど、なんかすごく気持ちのいいギターでした。
まあ、癖のあるギターも私は大好きだったりするんですけどね(笑)。


そして土曜のホセのクルシージョ。

前回、ひたすらコントラパルマを回した記憶があったので、
同じ感じかと思っていたら全然違いました。
ホセは、コンパスの重要性、日本の現状、今後のことなど、真剣に語ってくれました。
フラメンコを家にたとえて、本当は家は土台から作らなきゃいけないのに、
日本では屋根から作っているようなものだと。

でも実際は屋根というより、見てくれのいいテントだと思います。
土台なんてなくて、強い風が吹いたらすぐ飛んでしまうようなもろいテント。
でもすごくオシャレで素敵な外観をしている。。。

言うまでもなく、土台はコンパスです。
日本人の中にも、土台作りに真剣に取り組んでいる人はもちろんいます。
私もそのはしくれでいるつもりですが、土台作りはすごく地味な作業なので、
なかなか根気がいります。
正直、ブレリアのコンパスだけで今生使ってしまいそうなくらい(笑)。
でも、ほんのちょっと進んだだけでもみえてくるものがあるので、
がんばって続けていこう。

そういえば子どもの頃、星占いで「やぎ座はコツコツ地味な努力家」というのを読んで、
華やかさのかけらもないのが残念で仕方ありませんでした。
今となっては、やぎ座でよかったかも???