ソレアについて語ってみる | Color Raiz

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Travis Japanへの愛を垂れ流してマス☆

いろいろ落ち着いてきたので、気が変わらないうちにブログ更新

今日はソレアについてちょっと書いてみようと思います。

フラメンコの母と言われる偉大な曲「ソレア」。
多くの踊り手にとって(もちろん歌い手、ギタリストにとっても)特別な曲です。
なんで特別かというと、「全部出ちゃう」から。
ていうか、全部出ちゃってないとソレアじゃないのだ(少なくとも私にとってはね)。

ソレアは曲にものすごく力があるので、振付構成がよくできていて、歌とギターが素晴らしく、
さらに衣装や照明の助けがあれば誰が踊っても大抵ドラマチックになります。
語弊があるかもしれませんが、そういう意味では「おいしい曲」でもあります。
ただ、上記の条件がそろっていても、これが欠けるとNGというものがひとつ。

ズバリ、「メンタルの強さ」です。

舞台に立つ以上、何を踊るときも必要なものですが、
ソレアは特に、強い心を持たないと踊れない曲という感じがします。
で、その強さはどこから出てくるのか?というと、
ソレアへの思いだったり、大切な人への思いだったり、人によっていろいろ。
そしてその思いが純粋で深いものであればあるほど、
内なる強さになり、踊りにあらわれるんじゃないかなあと思うのです。


今年、私も3回ソレアを踊る機会がありました。

1回目は、長年抱いていたイメージを初めて体感できた、感無量のソレア。
2回目は、厳しかった昔の師匠が観に来たことで緊張しすぎてボロボロのソレア。
3回目は、大事にしてきたことを自然に出せた、ごほうびのようなソレア。

強い気持ちで踊れたのは1回目と3回目。
2回目は、精神面がどれだけ踊りに影響するかを思い知らされました(笑)。
全部勉強になりましたけども。


4年前、某公演に出ることになり、ガチでソレアに取り組み始めたものの、練習中にふと
「自分が目指すソレアを踊れるようになるには年単位の時間がかかる」とわかってしまった。
あの日から試行錯誤を繰り返し、泣いたり笑ったり。
人一倍不器用な私は、ようやく今年、
目指していたところにたどりついたと実感することができました。
本当に年単位かかった~☆

でもぜんっぜんまだまだですけどね!
脱ぎっぷりが足りない(笑)。
全部出ちゃっても恥ずかしくないように、素敵な人になりたいな。