衣装は「その人に合っている」「その曲に合っている」のが大前提だと思います。
わたし的には振付も結構重要です。
同じアレグリアスでも、コテコテな振りとモデルノな振りではだいぶイメージが違うので、
振付がわかっていると衣装のデザインもしやすくなります。
さらに言うと「踊る場所」「人数」も無視できません。
今回のアレグリアスは5人(当初6人)の群舞。
場所はエルフラメンコです。
今までエルフラでたくさんの発表会やライブを見てきましたが、
あの舞台で5~6人の群舞は結構ごちゃごちゃします。
以前どこかの教室の発表会で、全員お揃いの黒地に赤系花柄ワンピースでソレアを踊った人たちがいて、
踊りがどうこうより、衣装が視覚的にうるさいと感じてしまったことがありました。
なのでアレグリの衣装デザインを考える過程で、
原色を組み合わせたものはどんなにかわいくてもボツにしました。
ソロか少人数ならいいですが、5~6人だと想像しただけでチカチカします(笑)。
で、最終的に落ち着いたのが赤×白。
でも全員白ブラウスだとあまりにも普通すぎておもしろくないので、
上下ランダムに赤と白を取り入れようと考えました。
ごちゃごちゃさせずに楽しい感じを出すために、色はスッキリ2色におさえ、
白は無地のみ、赤は無地と小中大3種類の水玉の生地を使うことにしました。
生地は発色がよく、軽く、扱いやすいスペイン製のコチーボです。
ちなみに衣装のイメージのほとんどは生地で決まると私は考えてます。
とはいえデザインももちろん大事。
振付はいろんな要素が入ってるけど基本かわいい系で、
ファルダを効果的に使ったりもするので、そのへんも考慮しました。
個々のデザインの詳細はすでに紹介したとおりです。
この次は、ファルダのささやかなこだわりについて書こうと思います。