定期的にやっております小ネタ集は過去にツイッターのTLへ流したもののハイライトというコーナーなんですが、2020年に入る前後からはすっかりコロナ禍の振り返り記事になってしまっている。
 今回は2020年5月。当時の主な出来事を振り返ってみましょう。

 

【4日】安倍晋三首相は、全都道府県を対象にした新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言を5月31日まで延長した。
【4日】日本相撲協会は、大相撲夏場所(24日初日)の中止を発表した。
【7日】厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の治療薬として抗ウイルス薬「レムデシビル」を特例承認した。国内初の新型コロナ治療薬となった。
【14日】政府は、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を39県で解除した。人口10万人当たりの1週間の累積感染者数が0.5人以下などの基準を総合的に判断した。
【20日】日本高等学校野球連盟は、夏の甲子園大会の中止を決定した。中止は79年ぶり3度目。
【20日】日本政府観光局は、4月の訪日外国人数(推計値)を発表した。前年同月比99.9%減の2900人で、1964年の統計開始以降初めて単月で1万人を割り込んだ。
【21日】政府は新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を、大阪府、京都府、兵庫県の近畿3府県で解除した。
【21日】東京高検の黒川弘務検事長(63)は、緊急事態宣言発令下で新聞記者らと賭けマージャンをおこなったことを認め、辞表を提出した。
【25日】政府は、東京、神奈川、埼玉、千葉、北海道の5都道県で続いていた新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を解除した。全面解除されたのは48日ぶり。
【26日】加藤勝信厚生労働相は、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンの有効性を示すデータがまだ示されていないとして、5月中の薬事承認を断念したことを明らかにした。
【27日】京都府警は、アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)で昨年7月、36人が犠牲となった放火殺人事件で、殺人や現住建造物等放火などの疑いで青葉真司容疑者(42)を逮捕した。
【27日】政府は、新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ2020年度第2次補正予算案を閣議決定した。一般会計総額は31兆9114億円。総合的な事業規模は117.1兆円に上る。
【31日】競馬の3歳馬日本一を決める「第87回日本ダービー」が東京競馬場で無観客でおこなわれ、1番人気のコントレイルが優勝した。皐月賞に続くクラシックレース制覇で、無敗での2冠達成は史上7頭目。

 

 前月から始まった最初の緊急事態宣言をいったん解除する動きがあったものの、しかし国内ではコロナウイルスを怖れるあまり自粛一辺倒の空気に包まれたままでありました。また、コロナとは関係ないかもしれませんが、恋愛リアリティ番組に出演していた木村花さんが、SNSで匿名の中傷を相次いで受けたことにより自殺を遂げたのもこの月でした。
 人の心が壊れてゆく――そんな案件がいっぱい起こっていたのであろう時期だったように思えます。

 

 

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 当時の私はもともとがインドア気質なせいもあり、自宅隔離をまったく苦痛に感じなかった。マスクにしてももともと抵抗はないほうでしたし、当初は何の疑いもなく着用しておりました。それどころか多くの社会人が「出社する」苦痛から解放されることや、マスクを着用することで総体的には心身ともに健康的になる人が多いんだろうとまで書いていたくだりがある。
 これ、間違ってましたよ。
 仕事することが健康を損ねる側面もあると思うのは現在も変わらないが、しかしこれが長引くことで企業の相次ぐ倒産(あのレナウンが上場企業初のコロナ破綻に追い込まれたのもこの月)や自殺者の続出、マスクをしてても感染症を止められなかったどころかむしろ感染しやすくしていたであろうデータなどを後に知ることとなり、トータルで見ればそれは間違った見解だったと思うようになるのです。そして大規模なコロナワクチンの接種と・・・。事実、これ以後に発表される超過死亡の件数で、ものすごい数の日本人が(コロナ以外で)亡くなっているのを目の当たりにするわけで。
 どちらかというとコロナワクチンの危険性について気づいたのはわりと早いほうではあったのですが、まさかマスクにも強い弊害があるのだと知るのは、もうちょっと経ってからです。浅はかでしたね、私は。

 辛酸なめ子氏の
ついに声が小さい人の時代が来ました!も、騒動の本質が見てとれる。いや当時このポストは笑いにつながるネタのひとつであり、書いた本人もそのつもりだったのだろう。しかし、いまとなってはそれ以上の興味深いポストに映ります。
 この時期、コロナウイルスは飛沫で感染するものといわれていた。だとしたらマスクが有効だったとなるのですが。
 声が小さい人のぜんぶがとは言いませんが、でもそういう人って陰キャの印象が強いと思うのです。また陰キャの人はマスクが好きな人が多いそうなんです。で、コロナ騒動によって世の中ぜんぶが自粛となり、世の中ぜんぶがマスク着用となったおかげで、まるで陰キャに合わせてしまっているみたいなかんじになった。それが陰キャには心地よかったのだという意見が後に出てきます。そうしたことから、コロナ騒動を「陰キャの祭り」「陰キャの復讐劇」と形容されることも。これ、おぼえておきましょう。

 第2波の到来を予告し、警告する記事が2つある。いまとなっては「こういうのがあるからコロナ脳が生まれる」悪質な記事だと思う。
 この2つに登場する専門家は、いまでは信用してはならない専門家リストの常連として私のなかでエントリーしている。彼らはその後も現在に至るまで、おんなじような煽り文句をずーっと繰り返しているのだ。真に受けてはいけない記事だった。
 ちなみにこういった記事はヤフーニュースとして採用されることが多く、これもそうだったのかもしれないが、いま彼らが唱えるコロナ煽りの記事がヤフーニュースへ掲載されると、コメント欄には「いい加減にしろ!」といった怒りのこもったツッコミ意見で埋め尽くされてしまいます。もうさすがに気づく人も増えてきてるからです。

 なお、ここへの掲載は見送りましたが
緊急事態宣言が解除されて、危機が完全に去った訳でもないのに、外出して遊び呆ける人が続出するだろう。『ジョーズ』で市長がサメの脅威が過ぎ去っていない状況で海開きを敢行した末路を、今一度思い出した方が良いと思うとツイートしてる人がいた。この人は専門家ではないと思うのだが、専門家連中はこれとおんなじようなことを4年経ってもやっている。だから専門家連中はオオカミ少年のようになってしまったのだが。
 いっぽうで、これを書いた人がいまどうなってるのか見に行ってみた。そしたら生きることが非常に苦痛らしく、自殺願望ムキ出しの書き込みだらけになっていた。そういう思考の人だからこんなツイートになっていたんだろうか? そしてこういうのに多くの人が合わせたり真に受けてしまった結果が、その後の惨状として表れたということなんだろうか。だけどさすがに4年も経てば、もう気づかないとおかしいんじゃないかと思うんですけどね。
 べつに陰キャじたいは悪いこととは思いませんが、全体を巻き込もうとするのはダメですよね。私だってどっちかというと陰キャ寄りだと自覚してたのですが、ぜんぜんマシなほうでしたわ。

 あと三島由紀夫氏はすごいことを指摘されてたんですね! 女性の特徴を
人の作った夢に忠実に従う」「多数決に弱い」「夫の意見よりも世間の大多数の夢のほうを尊重と挙げ、だけどそれは大企業の作った罠だと言っている。それは女性だけじゃなく男性の多くにも当てはまることなんでしょうけど、これってコロナ騒動の図式とまったく一緒ではありませんか。
 専門家やマスコミのプロパガンダに流された人は、ここに該当する女性(?)を笑うことはできないですね。

 ターザン山本さんはズレてることもあるんだけど、やっぱりすごい(笑)。コロナ騒動で周りの人たちの本性が露呈したことにより、人間関係が大きく変わっていく様を面白がってるもよう。
 この騒動で人間関係が変わってしまった方ならいっぱいいるだろうが、それを嘆くのではなく面白がれるのが山本さんの強みだ。

 だけど今回、なんといっても光っていたのは村西とおる氏だな。
ウイルスは地球上から根絶できないなんて。これホント、そうなんですよ。この時期に言えてるところが素晴らしいです。

 本件については、またいつかあらためて書きたいと思っております。

 

 

 さてこの続きの展開が気になりますね。次回を乞うご期待!