まいったなー。
 7月17日、いきなりネットを止められた。料金、払ってなかったっけ? あわてて払込用紙を探したんだけど、みつからず。
 電話も止まってるから外の公衆電話でNTTへ問い合わせてみようとした。しかし無常にも営業時間外との自動音声にて撃沈される。他社の料金センターでは日曜でもやってるところはあるのに、NTTはダメなのか。
 しょうがない、明日だ。朝一番でかけてみよう。この場合、はたして即日にネット再開してもらえるのだろうか? だけど営業開始時間は9時なのか10時なのか、手もとの紙には書いてない・・・・・・あっ、明日(7月21日)は祭日やんけ! すると最低でも2日間はネット不能じゃん!😨
 次のブログ更新日は7月19日。とりあえずメモ帳への下書きまでは大方仕上げてはいるが、完成までにはまだやることが残っている。うちはだいたい日付けが変わる瞬間に更新するか、遅くても朝方にはupするのが基本。このぶんでは19日にネットができたとしても、午前中での更新は無理ですな。
 よりによって連休の初日にネット停止の宣告を受けるとは。NTTさん、わざとですか? 読売ジャイアンツが3試合連続満塁ホームランを食らって5位に転落したのが愉快だったからなんとか平常心を保っていますけど、そうじゃなかったらイライラが過ぎて統一教会へ入信してたかもしれませんぞ。

 ――といったボヤキを18日の朝方、なんにもできないPCへ向かって書いております。これを書いてる時点で今後のネット再開の見通しは立っていません。しかも止められた原因が料金以外のことだったら、もっと厄介かもしれないのです。
 さてさて、当ブログが動き出すのはいつになってますでしょうか?

 

右矢印 19日。朝9時より公衆電話から問い合わせ。料金未払いではなかった。マンション外部に不具合が生じてる可能性だって。修理が翌日になりそうなところを早くできないかとお願いしてみたら、本日夕方に向かわせるとのこと。有難い。
 16時半ごろ、なんと高所作業車×2台に交通誘導員×2名を引き連れるという物々しい様相で業者がやってきた。さらに通行止めをおっぱじめる。これのために道路使用許可書まで取ってきたのか。 (@_@)
 訊いてみたらマンション全体がうちとおなじような状態らしく、この物件だけで4件もの問い合わせが来ているという。そうか、遠慮しないでよかったな。

 それからは早かったよ、再開までは。ひとまず元に戻りました。

 

 ではこれより、当記事の正書にかかります。



 ここ最近、週刊プロレスはGLEATの記事を増やしてきた。旗揚げ1周年記念大会があったので、それに合わせた煽りなんだろう。
 ところが、記事を読めば読むほどGLEATの魅力がしぼんでしまうように感じるのは私だけだろうか? 目新しいものが・・・あるのかもしれないけど、イマイチ伝わってこない。ピンとこない。
 GLEATといえばコロナ禍の真っ只中に生まれた団体で、田村潔司をエグゼクティブディレクターに迎え、LIDET UWFと呼ばれるUWFスタイルの闘いを復活させようとして注目を浴びたもので。
 そのいっぽうで通常のプロレス=G PROWRESTLINGも一緒にやってしまうことで、ファンはおろかオブザーバーに就任した長州力をも困惑させていた。
 当時、田村は「ふつうのプロレスにもいいところはあるので・・・」というようなコメントをしていたが、正直に言うと「田村はUWFにしか興味ないんじゃないの?」「UWFだけだと興行的に苦しくなるのが目に見えてるから、通常のプロレスもつけたのが本音なのではなかろうか?」・・・というふうに私には映った。
 でもね。ぶっちゃけ、G PROWRESTLINGには関心が持てませんでしたよ。だって早々にCIMAの参加が発表されましたんでね。
 CIMAといえば現代プロレスの申し子のようなプロレスラーでしょ。強くなることには興味ないひとなんでしょ。試合よりもマイクでウェットな空気にさすのが得意なエンターティナーなんでしょ。そんなの見たくもないよ。
 週プロの誌面から伝わってくるのは、やっぱりCIMAのいた闘龍門とかDRAGON GATEみたいなニオイがプンプン。これならヨソでも見れそうだ。だから、そっちのほうはまったく興味を持てないの。
 あとはUWFのほうなんだけれども、それだったら佐藤光留率いるハードヒットがずっとUWFやってたからね。週プロはハードヒットをプロレスじゃなくて格闘技だと認識してるから掲載しないのかもしれないけど、佐藤としては格闘技としてのプロレスに自信を持ってやってるんじゃん。その存在がなかったかのように扱われてるのには不満だろうね。
 GLEATのプレ旗揚げ戦ではハードヒットの全面対抗戦(?)をやってましたけど・・・。その後もハードヒットの試合を載せないでGLEATの試合は載せてる週プロ。なーんかモヤモヤするね、よくない意味で。

 


 次の話題。
 上のツイートで佐藤も指摘してるけど、もう本当にプロレスラーはしゃべるのを前提にしないでもらえるかなぁ? みっともないんですよ。
 これ何度も書いてますけどね、言葉で説明してるでしょ。答え合わせしようとしてるでしょ。そういうのはフツーの人がやることだよ。仮にも肉体の表現者でしょ。あんなにベラベラしゃべるのは表現者としての力量が足らないのを露呈してるだけにしか見えないんですよ。無粋なんです。

 どうしても言葉による煽りが要る場合は、本来だったら各々の会社かマスコミがやることなんだろうけどね。会社がふつうにやったんでは手前ミソに映るだろうし、いまや週プロみたいなマスコミは文章で読者の心をつかめるほど力のあるライターがいない。どうすりゃいいのじゃ?
 


 週刊プロレス6月29日号の「武藤敬司の骨の髄まで」で、武藤がマイクアピールについての考えを述べていたそうだよ。


「マイクアピールってもともとアメリカにはあったよ。だけど日本にはそんなになかった。猪木さんだって必要なときはやってたけど、必要じゃないときはやってなかった」
「(武藤にマイクのイメージはあまりないが?)オレはそこまで見せたくもない。オレの美学って見てるひとに考えさせるのがプロレスだから」
「俳句だって短い言葉のなかですべては語ってない。同じ芸術だからプロレスも似たようなところある」
「いまは言わざるを得ない感じ。むかしの『かませ犬』とか『ど真ん中』みたいな、心に刺さるマイクっていまはない。活字になるような。説明だから」
「オレは古いレスラーだから、リングの仕事で勝負しろって思う。マイクをもった時点でごまかしてる。(試合だけじゃ観客を満足させられてない不安がある?)そういうふうにとらえちゃう」


 さすがに彼はわかってるよね。プロレスのなかに文学的な要素も含まれてることを知っている。心の声で叫ぶのならまだしも、いまは説明だから。いちばん簡単で安易なやり方。しかも「(マイクは)やって当然」みたいな空気がある。
 だけど武藤が社長だったW-1でやってたプロレス学校ではマイクアピールのレッスンもおこなわれていた。あれは、まことに遺憾でありました。誰がそんなものまでレッスンつけようと思ったのか知らんけど、センスないね。レッスンしてキレイにしゃべろうとしてるから伝わらないってことに、業界のひとがわかってない。カラオケ


リサイクル何度も書いてます。

 もう一例、挙げますよ。
 7月7日、都内で新日本プロレス戦略発表会がおこなわれ、その最後で木谷高明オーナーが登壇。なにやらオーナーなりの熱い想いを、ときに涙ぐみながら吐露したのだそうだ。


「新日本プロレスがいつまでも夢、感動、勇気、未来を与える団体であってほしい」
「(コロナ禍で)声援も出せないなか、ブーイングしたくなるような試合ばかりはあり得ない。拍手したくなる試合一択だと思う」
「(新日本は)古い、遅い、変化を嫌ってる、固い。いまの日本とおなじ。それでは新日本プロレスが存在している意味がないんです」
「感動、夢を与えるのが我々の仕事。遅い、固い、変化を嫌う・・・を徹底的に変えていきたい」
「ボクが今日(こんにち)あるのも新日本プロレスのおかげ。高校1年生のときに、なんのために生きてるんだ、なにをしたらいいんだと。プロレスって本当に面白いし、猪木さんの試合で何度も感動させてもらった。スゴく勇気、夢を与えられました」
「ボクが新日本プロレスから、猪木さんから夢とか感動とか勇気とか未来を与えてもらったように、プロレスファンの皆さんに夢とか勇気とか感動を与えて、生きる元気をそこから得てほしい」


 う~む、木谷さんもなぁ・・・。木谷さんにとってはそうなのかもしれんけども、なーんか違うんだよなぁ。
 だって木谷さんが言ってるのは初期の新日本プロレスのことですよね? 猪木さんのプロレスですよね?
 猪木さんのプロレスを見て「夢とか感動とか勇気とか未来」を感じたんですか? なんだかなぁ。ホントかなぁ。
 あのね、猪木さんのプロレスは悪魔のプロレスなんですよ。そこかしこに怖ろしさがチラ見えしてるプロレスだったはずだよ。だからこそ心を奪われたんじゃないの。
 夢とか感動とか勇気とか未来を与えて? その程度だったんですか、木谷さんにとってのアントニオ猪木は。そんなレベルじゃなかったはずだよ、猪木さんのプロレスって。そんなキレイな言葉が似合うようなプロレスなんて、猪木さんはやってなかったと思うぞ。
 もちろん、いまの新日本がいいとは思わない。ちぃとも思わない。かといって夢だの感動だの勇気だの未来だの、そんなものはプロレスに求めていませんよ。夢だの感動だの勇気だの未来だったら、ほかのジャンルの何かでもなんとかなるでしょ。そのレベルで収まらないでほしいんですわ。
 猪木さんこそ語るタイプではなかったんだけど、ゆえに文学度数はものすごく高いんだよね。猪木さんのプロレスを言葉で表すのは、なかなか大変なんですよ。考えさせるプロレスですからね。そんなありきたりなワードを並べて表そうなんて無理な話で。
 いまの新日本で猪木的プロレスをできる人はいないだろうし、そもそも木谷さんの言う夢と感動と勇気と未来・・・ですか。その程度のプロレスならば、いまの新日本でもじゅうぶんなんじゃない? 私みたいな「うるさ型」には大いに不満だけど、いまどきのファンにはちょうどいいと思うけど。そうじゃないんだとしたら、木谷さんが言いたいのは何を指してるんだって話。
 私に言わせりゃ猪木さんのプロレスは問題作ばっかりだから、いまのアミューズメントパーク感覚で見ているライト層のファンが見たらドン引き必至だよ。それでもいいんね?
 でも、できるもんならやってみてほしいです。どうせ無理だろうけど。

 


 さて。
 去年の終わりごろに書いた記事に出てくる、Wさんというオールドファンの方と半年ぶりくらいでお会いしました。
 会うたびにデビル紫の話題になってましたが、半年経ってもやっぱりデビル紫の話になりました。
 私が「デビル紫の動画があるみたいですよ」と言ったら、早速、見てくれたようです。時代を感じる動きに懐かしさを覚えたようです。
 なおデビル紫は国際プロレスでは万年前座のポジションでしたからテレビに映ることはあまりなかったのではないかと思うのですが、この動画ではインディアナポリスのWWAにて素顔で活躍していた時期で、なんとトップ扱いだったそうです。
 グレート・サキのリングネームでミツ荒川と組み、ウイルバー・スナイダー&ペッパー・ゴメス組という当時のトップスターと対戦。当地の客を楽しませるプロレスだし決して緊張感が高い試合とはいえませんが、緩急があって時代の空気が伝わってくるようなプロレスではあります。
 それにしても、トップ扱いされてるわりに強そうには見えない(笑)。国際プロレスでのファイトスタイルはこれとは違うらしいので、もし国内でデビル紫が試合してる動画があるんなら見てみたいんですけどね。


アメリカ1973・8・4インディアナポリス ウイルバー・スナイダー&ペッパー・ゴメスvsミツ・アラカワ&グレート・サキ(デビル紫)


 最後に。
 こないだの鈴木秀樹の発言を聞いてください。
 場が凍りつくのがわかります。

 
 鈴木秀樹は私とは逆で「どんどん発信しろ」「言わなきゃわかんない」という考え方のひとだったと思う。
 基本的に言葉のプロレスには否定的な私ですが、言葉を持っている選手は例外的に武器として使ってもいいと思います。
 鈴木は言葉の使い方が上手い。彼のような使い方なら、むしろ歓迎。
 ただし、それができるプロレスラーは業界を見渡しても数人しかいません。
 そういえば鈴木って、かつてはデビル紫ならぬ“紫の通り魔”と呼ばれてたことがあったっけ。