ね、眠い・・・。ヨガの眠りがやってきたあああ~!
 春眠暁を覚えず。ここへお越しのみなさんのなかにも、まさしく現代病ともいえる不眠症に悩まされてる方は多いと思います。ところが私の場合はその逆で、とにかく眠い。とくに春だからというわけではなく、年じゅう眠いのです。 Zzz…(*´?`*)。o○
 しかもタイプ的にはロングスリーパー。放っておいたら明後日まで眠れる自信があります。眠れないのもツラいと思いますけど眠いのもツラいもんです。

 

 また、こうして記事を書こうとしたら突如として猛烈な睡魔が襲ってくることなどしょっちゅうあります。PCの画面が目を疲れさせてるんだと思います。これにより作業は中断、予定してたものが一向に進みません。
 だけどこういうの、知人には「たしかにPCは目が疲れるんだけど、あんたみたいに落ちる(眠る)ところまでいく人は珍しい」って言われました。
 そうなんですか? 自分だけ?
目

 

 

 さて今回は、深い眠りにいざなうものや、眠りから覚めた場面に因む曲の特集です。
 眠りたいときや、目覚めどきのBGMとして使えそうなものがあるといいですね。

 

 

パチソン『いま、地球が目覚める』<作詞:片岡輝/作曲:池辺晋一郎>

 

 ご存知『未来少年コナン』の主題歌。それのパチソン版でありんす。
 私は世間で言われてるほど宮崎アニメがいいとは思わないのだが、それでも『コナン』と、コナンがルパンに憑依したかのような『カリオストロの城』は好きなんですよね。あれ以降のやつは・・・まぁ、それはそれとして。
 本曲の元歌は鎌田直純と山路ゆう子が交互に歌う男女デュオ。その牧歌的な世界観が印象的なオープニングテーマでありました。
 それがこのパチソン歌手の場合、男性ヴォーカルの声はいたってフツー。どこのカラオケ屋さんにもいそうな、いかにも眠そうで頼りない歌声が、もともと牧歌的だった本曲をさらに加速させる作用をもたらしているかのよう。
 ところが、サビに入ると同時に事態は急変する。女性ヴォーカルの声が怖いのだ。一部では「オペラコナン」ともささやかれているそうであるが、劇中での主要人物であるラナ(12歳)のイメージとは程遠い「どこのクソババアだよ⁉」とでも言いたくなるような落差を見せつけてくれます。
 もしかしたら往年のクリスタルキングによるツインヴォーカルに歌わせるよりもインパクトあったかもしれません。あゝ気分はバッドモーニング・・・。


 

 

三上寛『夜中の2時』<作詞:三上寛/作曲:三上寛>

 

 アルバム『ひらく夢などあるじゃなし』収録曲。
 三上寛という歌手の作風は、怒号のような荒々しさからささやくような穏やかさまでを湛える情念に満ちた歌声と、生々しくきわどい表現の歌詞から「怨歌」フォークとも言われているらしい。
 そして本曲。うん、聴けば納得! ・・・いやいや、それにしても凄まじい。あまりにも生々しいではないか。うっかり夜中に目を覚ましてしまったら、悪夢以上の地獄絵図を目撃してしまったというお話。
ガックリ
 とくに「千円札が一枚」というくだりが痛すぎる! この世界の主人公が小学生くらいの少年だとしたら、母ちゃんがそこまでしてもぎ取った千円札というのは彼自身のためでもあるのだ。¥
 まさに「よいこのデンジャラスセレクション」に並べる曲としては打ってつけ。トラウマソングとしても特Aレベルに推したい珠玉のナンバーでありました。アップ


 

 

深山エミ『死神の子守唄』<作詞:佐々木守/作曲:玉木宏樹>

 

 円谷プロダクションの最高傑作特撮ドラマシリーズ『怪奇大作戦』第5話「死神の子守唄」のために作られた歌。歌手=高木京子(演:深山ユリ)のヒット曲という設定で、ストーリーの鍵となる歌でもある。
 完成版音源はカラオケしか現存せず、歌入りのものは歌詞3番から始まる仮歌のみが残されているとのこと。
 ちょっと前に当ブログの熱心な読者さんでもある正ちゃんさんがアメブロのグルっぽにこの歌のことを書き込んでたものを見まして、調べてみましたら音源が動画としてupされてたのを発見しましたので採り上げてみた次第です。

 

八人の娘が旅をした
八人の娘が旅をした
崖から転げて三人目が死んだ

 

 こんな縁起でもない曲がヒットすること自体が超自然現象だという声もあるようですけど、たった一度の放送で流された曲を聴いた視聴者が、その後、何十年経っても憶えているほどのインパクトを放つものならば、売上げばかりが優先されるそこらへんの流行歌よりもよっぽど存在価値があろうというものだと私は思います。


 

 

金田龍之介『毒屋の子』<作詞:不明/作曲:不明>

 

 テレビ時代劇『子連れ狼』第三部において、強烈なキャラクターが現れた。名を阿部頼母(別名“阿部怪異”)といい、公儀毒見役の毒使いという悪役だ。
 その性格は残虐かつ超保身的。死ぬ瞬間まで往生際が悪く、その生き様は醜いかぎり。だが、そういうのってじつは誰もが持っている性質のもの(認めたくない向きもいるだろうけど)であるためか、どこか憎めないヤツでもあった。

『子連れ狼』の登場人物では主人公の拝一刀や大五郎をはじめ超人的なキャラクターが大半を占めるなか、きわめて自分に正直で人間くさい頼母の存在は非常に際立っており、ある意味で清涼剤のような役割を果たしていたともいえよう。ゆえに私はコイツを見るのが楽しくて仕方なかったのでありまする。ニコニコ
 そんな阿部頼母が、物事に熱中すると口ずさむ独自の歌がコレ。

 

ねんねん さいころ
毒屋の子
すり鉢もてこい
毒作ろ

 

 さあ毒を飲んだらお眠りなさい、永遠に。
 なお阿部頼母は「時代劇史上傑出した悪役キャラクター」として現在も評価は高いが、原作者=小池一夫が、これを演じることになる金田龍之介をモチーフにしたキャラでもあったとのこと。金田龍之介の怪演は、ものの見事に阿部怪異とマッチしたのである。

 


 

伊集加代『めざめ』<作曲:八木正生>

 

 ネスカフェ・ゴールドブレンドのCM曲です。今回は散々、毒々しい曲ばかりが集まってしまいました。せめて最後くらいはどうぞネスカフェで中和してください。

 なぬ、この声も怖いですと⁉ んなバカな、このスキャットを担当している伊集加代さんは『ハイジ』の主題歌をだなぁ・・・あ、ハイジの歌も怖いか。 (^^ゞ

 ところでゴールドブレンドといえば“違いがわかる男の~”というキャッチコピーが有名ではありますが、私が知ってる人は「オレはコーヒーの味はそんなにわからないほうだが、ゴールドブレンドが不味いことだけはわかる!」と豪語してた人がいました。
 ちなみに私は、ばんばひろふみと鹿賀丈史の違いがわかりません。ダバダ~♪

 

 

 

 以上、本日も5曲。
 自分でこんな記事作っといてなんですけどね。
 親子で読んでくださってる読者さんから苦情がこないかと、いまから心配です。 ( ゚∀゚; )タラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死神の子守唄 死神の子守唄
 
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