前回もそうだったんですが、今回もホントは他のこと書こうと思ってたんですけど気が変わったので違う記事にしたいと思います。
朝倉理恵。
この方のお名前を認識したのはwishy-washyさんの記事「【独偏ベストテン 19-1】坂田晃一 作曲シングル」という記事で扱われてました、『風のマドリガル』という曲を聴いたのが初めてだったと思います。
いつもwishy-washyさんの記事では未知の素敵な音楽を紹介してくださるので楽しく拝見してるのですが、このときはとくにツボでしてね。もちろん坂田晃一氏作曲による神々しさ漂う楽曲そのものにも魅かれたのですが、この朝倉理恵という歌手の透明感があってクセのない歌声にも魅力を感じたものでした。
同記事によれば、彼女は桜井妙子という名義での活動もされており、そのなかには『アンデルセン物語』のオープニングテーマ『ミスター・アンデルセン』も担当されていたとのこと。「狂ってる~♪」を連発していたのが朝倉さんであったと。
桜井妙子としては数々の童謡・アニソン・CMソングなどを歌われてたようです。とりわけ有名なのは『ふしぎなメルモ』のエンディングテーマ『幸せをはこぶメルモ』あたりでしょうかね。
※『ふしぎなメルモ』の作品についてのコメントは対応が面倒くさいのでご遠慮願います。
それからはときどき『風のマドリガル』を聴き返すことはあったのですが、朝倉理恵という歌手についてさほど掘り下げようとすることはとくにありませんでした。
それがつい最近になって、じつは彼女が『スペクトルマン』における4代目女性Gメン=柳田弘美として活躍していた方だという事実を知りました。これをきっかけに「おいおい、朝倉理恵って何者だよ?」っていう妄想やら幻想やらが膨らんでまいりまして。
調べてみたところ、歌手としてはもちろん、役者や声優としての活動実績もある方ということが判明。とくに目を引いたのは、アニメ『アパッチ野球軍』でのヒロイン(?)花子の声をあてておられたとのこと。これには私のなかの朝倉理恵像と少々違っていましたため困惑してしまいました。
話を歌手としての活動に戻しますが、この方、これといったヒット曲はなさそうです。ただ、朝倉理恵名義でのデビュー曲『あの場所から』がオリコン最高48位となってるのですが、同曲は当ブログで以前とり上げましたKとブルンネンの曲をカヴァー(同様に、南沙織や柏原よしえによるカヴァー曲も存在する)しているのを筆頭に、ガロ、伝書鳩、小椋佳らの曲など、実力の問われそうなカヴァー版をたくさん歌っておられるのも特徴のようです。『あの場所から』なんて、同曲を歌ったアーティストのなかでいちばん売れた柏原よしえよりもずっといいですよ。
ところが、これほどの歌手にもかかわらず情報が薄い薄い。しかも現在は引退されてるもよう。はたして朝倉さんはいま、お元気にされてるのでしょうか?
――てなわけで、朝倉さんの、おそらくあまり知られていないと思われる歌を適当にチョイスしてみましたんで聴いてみてくださいな。
桜井妙子名義
『坂の上のアパート』<作詞:山上路夫/作曲:筒美京平>
『風のマドリガル』<作詞:朝倉理恵/作曲:坂田晃一>
『めぐりあい』<作詞:万里村ゆき子/作曲:坂田晃一>
それにしてもですが。
こんなに澄んだ歌声の持ち主にもかかわらず、あろうことか『アパッチ野球軍』とか『スペクトルマン』とか、作品自体が狂ってる特異な世界でのヒロインも務めていなさる朝倉さんとは一体どんな女性だったのでしょうか。妄想は膨らむばかりでござりまする。 ( ̄_ ̄ )。o0○
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