2月22日、本年一発目の伴さん会がおこなわれました。今回は池田駿介さんの奥さん&娘さん&お孫さんがご来場、またまた楽しい集いになったようですが・・・。
 しかし、なんと、全温度チアーさんは欠席でしたあー!
 すいません、かくかくしかじかな事情により出席は断念してしまいましたのよ。
 でもね、せめて二次会には顔を出そうと思いまして、会場のある水道橋へは行くことにしたんです。したがって今回の伴さん会レポートは二次会だけということになりますのであしからず。 <(_ _)>

 当日、現場へは会が終わるころの時間に到着。いつものことですが案の定、みんな帰るのが嫌なのか時間をオーバーしても会場から出てくる人がいません(笑)。そんなところへ私なんかが遅れて入っていくのも悪いので、外で待つことにしました。
 しかし、これが思わぬ場面に遭遇することになったのです。会場のすぐ側にある闘魂SHOPから、現役引退を発表したばかりの井上亘選手が現れたのです! この日、闘魂SHOPでは、井上選手のラストイベントがおこなわれていたのです。井上選手はビシッとしたスーツに赤いネクタイが、やけに鮮やかに映る出で立ちでした。
 そこへイベントの参加者であったと思われる女性3名がやってきて囲まれています。前々から井上選手は腰の低い人柄だと聞いてはおりましたが、ナルホドたしかに丁寧な応対ぶり。クルマが行き交う道端なのですが、終始、爽やかな笑顔で、かなり長いあいだファンとの会話に応じておられました。
 ヘビー級の選手としては小柄な体型であった井上選手ではありますが、そこはレスラー。普通に立っているだけで目を惹きますし、スーツなんか着てるとゴツさがより映えます。でも、そのすぐ近くにキカイダーがいることは知る由もない井上選手なのであった(笑)。
 ちなみに同時間、この水道橋では駅の反対側にある闘道館でターザン山本さんがイベントをおこなっているハズ。たしか、かつて週刊プロレスに設けられていた「プレッシャー」という読者投稿コーナーの会員だったShow大谷氏を相手に「猪木を斬る!」というテーマのもとトークショーを繰り広げているらしいのだ。前月、私が行ったやつの続きね。あっちのも行きたかったんだけどなぁ~。

 やがて扉が開き、会場から出てくる参加者の皆さん。大半がいつもの常連さんです。
「あれっ、いま着いたの?」
 私の姿を見るや、そう言って皆さん笑うのです。
「へへへ、いま来ました~」
 まぁ最近の私は最初からいることが多かったのですが、以前はこのパターンもよくあることでした。
 このあとは、そのまま帰宅される方もいますけど、1/3くらいはここから二次会の会場へ移動するのです。
 伺った話によりますと、やはり会は盛り上がっていた様子。池田さんのご家族は既に退席されたあとだったようです。
 さんがいらっしゃいました。
「伴さん、年賀状ありがとうございます」
 私の新年最初の挨拶がこれです。もう何年も年賀状を積極的に出す習慣がなくなってしまったチアーさん。当然、チアーさんに年賀状なんか出そうとする人もあんまりいないのですよ。
 なのに今年は2通もくださった方がいたのです。そのひとりが伴さん、そしてもうひとりが上野山功一さん。たった2通ではありますが、それが純度100%の“イナズマンF”コンビという非常に贅沢な組み合わせ。ありがたや、ありがたや・・・。 
(-人-;)
 その伴さん、いきなり私の顔を見て「今日は何を歌ったらいい?」と訊いてこられました。いつものように二次会はカラオケなんですが、伴さんはそこで何を歌えばいいのか私に問うておられるのです。
 困りました。以前には伴さんが『夜明けの停車場』を歌われるのを知っていたのでリクエストしたことはあったのですが、それ以外のレパートリーでどんなのがあるのかまでは存じかねます。適当にご存知の曲を挙げたとしても、それを伴さんが歌えるかどうかは別ですからね。具体的なものがまったく思い浮かびませんでして(苦笑)。

 二次会会場に到着。そしたら伴さんの隣がちょうど空いてたんですよ。幹事Sachikoさんのススメで、私がそこへ座ることに。
 やはり伴さんの隣となるとVIP席ですからね。なかには初顔の方もお見えだったので、そういう人に譲ってあげたほうがいいのかなーと、ちょっと遠慮しようかとも思ったんですが、もうみんな自分の席を確保した後でしたので、僭越ではありますが私が座らせていただくことに。
 すると伴さん、いっぱいお話してくださいましたよ。カラオケの音もありますので、ほとんど私の耳もとでゴショゴショと・・・つまり、私だけに向けて話をしてもらえてるかんじなのです。
 はじめのうちは「●●はどうしてる?」と、ゲキ塾。さんやトノゲキさんら、私にも面識のある方々の話題をしていたのですが、なぜか突然こんなお話になったんです。

「オレね、○○○○○が嫌いなんだよ。自分で『私は女優』って言うから」
 伴さんが指摘する方というのは、もう長いこと日本を代表する清純派女優とされる地位をキープし続けている人。でも伴さんから言わせれば、ぜんぜんイケてないんだそうです。
「あんな、いかにも育ちのよさそうな子が、ちょっとチヤホヤされて、すぐ結婚して・・・そうじゃないだろ。まぁ、それは男にも言えることだけど・・・」
 えーと。伴さんのお言葉を断片的にしか憶えてないのですが、私なりに「おそらく、こういうことを仰りたかったんだろうな」と解釈しましたことを以下に書いてみます。
「表面的な美しさだけでやるのではなく、人間力を備えていなければダメ。もっと揉まれて揉まれて、傷ついて傷ついて、泥水をすするような想いをしながら這い上がってゆく。それが役者というものだ」
 たぶん、そういう意味合いのことではないかと思います。「いっぱい男を愛して、ときには■■されて・・・」という表現も使われてました。
「いや、実際にそういうことを体験しろとは言わない。けど、それをイメージできるかが大事」
「そういえば先日、岡田茉莉子さんがテレビで『どこに女優がいますか? タレントだけじゃない』って言ってました」
「そのとおりだよ。きっと加賀まりこだって、そう思ってるよ」
 ハッキリ言いますとね、俳優とか歌手とかの話題が出てるときに「かわいい」とか「イケメン」とか、そういう視点でしか語れない人の話を聞いてるとイラッとすることがあります。べつにいいですよ、美しさや人柄に惹かれるのが悪いとは言いませんが。でも、それが役者だったり歌い手だとすると、そこは切り離して見てあげないといけないんじゃないかと思ったりするんですよ。
 伴さんが具体例として挙げた○○○○○さんにしても、いまだに誰もが「綺麗」と言います。人柄もいいのかもしれません。べつに私も嫌いなわけじゃないです。だけど、いつまでたっても「綺麗」の次が出てこないのも事実でして。伴さんからすると、もっと役者としてガツンとくる女にならないと女優とはいえないということなのではないでしょうか。実際にそれでお金を稼げてて生活できていても、それは伴さんからするとタレントと同じであり、女優のレベルには見えないのでしょう。
「じゃあ薬師丸ひろ子の『顔、ぶたないで。私、女優なんだから!』はアウトですか」
「?」
「映画は観たことないんですけどね、そういう有名な台詞があるんですよ」
「ああ、そう・・・(苦笑)」
 しかし、そうなると伴さんの仰る“女優”というのは相当ハードルが高いですね。普通に女の幸せを求めてしまったらオシマイ、みたいな。
 ですが、ここで私のアタマのなかに該当する人がひとり現れました。でも名前がなかなか出てきません。ところが、その人の名前が伴さんの口から飛び出したのです。
 その人とは、太地喜和子さん。私の思い浮かんだ人物と一致したのです。この方の場合、好き嫌いは分かれそうですが、女優さんとしては○○○○○さんよりもずっと格上のような気がします。生命の重さをまとっているような雰囲気を感じました。
 ・・・そんなお話を伴さんは聞かせてくださいましたよ。なんでこういう話をしてもらえたのか不思議といえば不思議なのですが、特撮の話がいっさい出てこなかったことから、私が特撮ばかりを好きなわけではないことを知ってて「話がわかりそうだ」と思ってくださったからなのかもしれません。だとすれば光栄なことでありますが、単に機嫌がよかっただけの可能性もあります。まぁ、それはそれでよかったですし(笑)。
 なお、このときの伴さんは、
なぜか語尾が「でんがな」「まんがな」の関西弁になってました(笑)。
 じつは今回の伴さん会、二次会しか参加しなかったので当初はレポートしないつもりだったんですよ。でもこの話について「オレが言ってたって書いといて」と伴さんご本人からの要望がありましたので記事にすることになった次第であります。

 ゆうんこりん氏が私に代わり、一時的に伴さんの隣へ。「このあとのご予定は?」と訊いています。行きつけのお店にお誘いしたいようです。私も誘われました。なんでも、某戦隊シリーズの主演俳優さんがやってるお店なのだそうです。私はその番組を見てないので存じ上げないのですが、そこへ伴さんをお連れしようと思ったらしい。
 どうやらそれは叶わなかったもよう。じつはこのあと常連の宮古湾氏&のむら氏を含む4人でお店まで行ってみることになるのですが(その途中の新宿で「ゲキ塾。」のグッチョさんに目撃されてたらしい)、満席で入れませんでした。伴さん来なくてよかったじゃん(笑)。

 閑話休題。伴さんに歌ってもらう曲が、なかなか決まりません。困っておりましたら、リモコンを見た伴さんが「標準キーと原曲キーって、どっちが高いの?」と訊いてこられました。
「曲によって違いますが・・・原曲キーのほうが高いことのほうが多いような気はします」
 そう答えたんですよ。結局、伴さん自ら歌う曲をお決めになられまして。
「『すきま風』だよ」
「キーはどうしますか?」
「普通でいいよ」
 この「普通」というのを「標準でも原曲でも、どっちでもいい」という意味だと解釈してしまったチアーさんは、迷わず原曲キーで予約を入れてしまいました。でも原曲キーは標準キーよりも+1高めだったのです。
 これが案外、効いたようです。伴さん、歌っててちょっとツラそう(苦笑)。だけどそのぶん声を強めに出すことになり、いかにも熱唱してるカンジになりました。みんなも大喜びの様相で聴き入ってます。私はちょっぴり胸を痛めつつも、同時に「しめしめ」と思わずにいられませんでした。

 そのあと、ある常連さんが入れた曲に伴さんが反応を示したのです。
「誰だよ『さよならをするために』入れたのは?」
 そういえば伴さんはビリーバンバンの曲はお好きなようで、以前は『白いブランコ』を歌っておられたこともあったっけ。それどころか「あれはオレの曲!」とまで言い出しました(笑)。
 常連さんが歌っていると伴さんも途中から割って入り、ビリーバンバンさながらのデュエット(ただしハモってはいない)が完成! 感激した常連さんが、片手にマイク、もういっぽうの手にカメラを持ち、伴さんをパシャ! 歌いながらの器用な所作でありました(笑)。
 あとで伺った話によりますと、その常連さんは「最初は気づかなかったけど変な声が聞こえるから、振り返ってみたら(声の主は)伴さんだった」と満面の笑みで喜びをかみしめておられました(笑)。
 つまり、伴さんが大好きな一曲ということですので皆さん覚えておきましょう。



 そろそろ伴さんがお帰りになります。画面に映った予約済み曲の歌手名「小川知子」の表示を見て「小川知子、好きだよ」と言いながら、それを聴かずして去って行かれました。それ、私が歌うやつだったのに(笑)。
 さようなら伴さん。今日の笑顔も最高でした。今年、伴さんは楽しみが多そうです。
 で、私はといいますと、歌の順番がまわってきたのですが。
 小川知子と谷村新司のデュエット曲『忘れていいの ――愛の幕切れ――』。これね、前々から知ってはいたんだけど、最近になってグッときた歌なんですわ。 歌詞が非常にいいですね。

 

忘れていいのよ 私のことなど
一人で生きるすべなら知っている
悲しいけれどこの年なら

 察するに、この歌の登場人物は、ある程度の高齢層なんでしょうね。でも介護はいらないとのことですので健康上の問題はないんだと思われます、この時点では。
 いっぽうで別れゆく相方さんには痴呆の疑いがあります、悲しいけれど。

 
指先の冷たい女は
臆病者だから 一人じゃ生きてゆけない
 
 ところが相方さんから言わせれば「そっちのほうこそ大丈夫か?」と言わんばかりの態度。女のほうは冷え性だった。そして冷え性=臆病者だと断言しております。
 この症状を調べてみたところ、その原因の多くは自律神経の障害による血行障害であると思われます。例としては痩せてて虚弱体質、疲れやすく風邪をひきやすい、自信がなく臆病で控えめ、頭はよく知識欲旺盛、空想好きな繊細な神経、喉が乾きやすい、大きな音や尖ったものを怖がる・・・などなどの傾向があるのだとか。
 スゴイです。谷村新司さんは、ちゃんと医学的な裏づけをもとに作詞していたのでしょうか。
 ちなみに冷え性に有効とされる成分は以下のとおり。

 
ビタミンC・・・末梢神経の働きを強くし、血行促進にも効果を発揮します。
・・・不足すると冷え性や貧血など、血のめぐりに支障が出ます。冷え性を改善するには鉄をしっかり補給する必要があります。またビタミンCは鉄の吸収をよくします。
ビタミンE・・・末梢血管を拡張させ血行を促進します。
ナイアシン・・・血液の循環をよくし、血行がよくなります。

 そいでね、いざ歌ってみたらデュエットの相手を買って出てくれる方がいたんです。これはありがたいことです。ところが!
 



 曲が進んでくうちに、女同士でカラダを弄り合ったり男同士で股間を弄り合ったり(未遂)する者が出てきたんです。いかん、この場でこの歌を歌うのは危険を伴う!





 次回もまたおんなじの歌うからね。

 

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 
この日のもようは、公式サイトの写真館にて画像が掲載されています。