よい子の皆さん、お待たせしました。本日は我らがミスター東映レジェンド・伴大介さんの記事ですよ。
 前記事の翌日にあたる2月24日、本年度初の伴さん会がおこなわれました。ちょっと遅めですけど、これが新年会ということになります。
 そして当ブログでも、これが新年最初の伴さん会記事です。少し前、連日にわたり「伴さん会2013」「伴大介集い」といった検索ワードでアクセスされる方がおられたようですが(それも1月のうちから)、このたびやっとupいたしますのでお許しを。  (;^_^A


 今回のゲストは斉藤浩子さん。主に'70年代に大活躍された女優さんで、とくに子役として出演した作品は数限りなく。名子役として人びとの記憶に残る方でした。
 伴さんとの共演でいえば『人造人間キカイダー』第4話
「悪魔のブルーバッファローが罠をはる」の十川ヒカル役、第29話「カイメングリーンは三度甦える」のカオル役、第34話「子連れ怪物ブラックハリモグラ」の子ハリモグラの声を担当。また『イナズマン』では第3話の藤波ルミ役などで接点があります。
 10年以上も続いている伴さん会ですが、女性のゲストとしてはこれが初めてということだそうです。前回の伴さん会の際、ジャンケンで参加者に景品が当たるという恒例のコーナーがあり、そこでなぜか斉藤さんの写真が出品されてた場面があったのですが
その謎が解けました。どうやら参加者のなかに斉藤さんと面識のある方がおられ、そこから話が進んでいったらしい。
 個人的にも子役だった役者さんにお話を伺う機会が欲しいと思っていたのですが、もちろん斉藤さんは「お会いしたい候補」のトップクラスの方でして。それだけに伴さん会のゲストとしてお越しという情報を聞いた際には大喜び
なのでありました。

 


 さらに当日になってサプライズゲストが来場との情報が入り、いったい誰が来るんだろうと考えながら会場へ向かいます。

 いつもの会場へ入り、まずは幹事のSachikoさんにご挨拶。そして伴さんと。本年も宜しくお願いいたします。
 適当な席で常連さんとお話してますと、開始時間になるころに扉を開ける方が。すぐに斉藤さんであることがわかりました。
 鮮やかなオレンジをさらりと着こなし、少々はにかみながら入店される斉藤さん。


 あのぅ~、スイマセン。はこ驚くはこ驚くはこ驚く
 斉藤さんって、歳とらないんですか?

 2010年にファミリー劇場で放送された『ウルトラ情報局』にゲスト出演されてた回も拝見したのですが、あのときも、あまりの変わらなさぶりに驚いたものですが・・・やっぱりお変わりなく。
 いえいえ、もはや「お変わりない」というありきたりな表現は適切ではないのかもしれません。子役のときのイメージそのまんまです! この年にファミ劇で放送されてた『ウルトラマン80』にゲスト出演されてた回を観たときに「(身体が)細いな~」と思ったものですが、現在もモデルさんのようにスリムでいらっしゃいます。特筆すべきは、その佇まいです。常にニコニコしておられ、ご本人の「おっとり型」という自己分析もうなずける人となり。まさに「清楚」という言葉は斉藤さんのためにあるんじゃないかと思うほどの驚かされっぷりであります。
 伴さんに挨拶される際は「こんなになっちゃいましたぁ~」って仰られてましたけど、どうもなってません! 強いて挙げれば、子役のころは短かった腕や脚が長くなったことくらいです。
 とにかくですね、ちっともオバチャンじゃないんですよ。夜の新宿西口に、もう何十年もおんなじ佇まいで「私の志集 三〇〇円」というボードを提げて立っておられる女性がいますが、もしかしたらあの方よりもスゴイかもしれないです。
 この日、当サイトでお馴染みの熟女好きなI氏が来てなかったことを考えるとホッとする想いであります。というか、斉藤さんの場合は「熟女」のカテゴリには収まらないですね。ある意味、反則ですわ。

 斉藤さんは、なんと私たちのいるテーブルに着座されました。手を伸ばさなくても届く距離です。
「斉藤さんといえば、私にとっては『超人バロム・1』の第1話で『こわいわ』って言ってた、アレの印象が強いんですよ」
 私の話にニコニコしながら聞いてくださる斉藤さん。また、斉藤さんのご主人は元プロ野球選手で“定岡三兄弟”の三男・定岡徹久外野手でいらっしゃいます。
 私が「定岡選手がカープに在籍されてた当時、広島のローカル番組で、同じ左打ちのイケメン選手ということで原伸次選手とのコンビで特集が組まれてたのを憶えています」という話をしてみました。
「ああ、原伸次さん!

 すぐにおわかりなんですね(笑)。まさか平成25年になって原伸次選手の話題を、それも斉藤浩子さんとすることになろうとは、お釈迦さまでも知らぬ仏のお富さんなのであった。

 この日のために、事前に斉藤さんのプロフィールなどを予習していったわけですが、斉藤さんのブログにもたどり着きました。『好き! すき!! 魔女先生』『猿の軍団』など、ご自身の出演された作品をつづられた記事があったわけですが、しばらく更新が滞っているようでした。
 そんななかコメント欄に、のりたまとうさんさんの名前を発見。
 ですので斉藤さんには「のりたまとうさんさんは、うちのブログへも毎回コメントしてくださるんですよ」と報告。のりたまとうさんさーん、ちゃんと話しておきましたからねー。斉藤さん、ニコニコしておられましたよー。 (^O^)/

 先ほど書きました『ウルトラ情報局』出演につきましては、「本当は出るつもりじゃなかったんですけど、話が進んじゃって断われなくなっちゃった(笑)」とのことです。
 なんか人がらのよさを感じる経緯です。よくぞ出演してくださいました。きっと、あれを観た全国のチビッコファン(大きいチビッコも含む)は歓喜したことでしょう。


 まもなくして伴さんが開会の挨拶。続いて斉藤さんも。伴さんも斉藤さんも、お互いに会いたがってたみたい。伴さんと斉藤さんのツーショットに、多くの参加者がカメラを向ける。あとはしばらく歓談の時間です。
 そうなると、この席の周りはサインや記念撮影を求めるファンでごった返しになります。おい皆の衆、くれぐれも斉藤さんに失礼のないようにしなされよ。
 ところが斉藤さん曰く「サインなんてしたことなぁ~い!」とのことで、「斉」「藤」「浩」「子」・・・といった、まるで硬筆か習字のような書き方でペンを走らせる。なんか和みます(笑)。
 しかし、むかしネコのイラストが入ったバージョンのサインがあったというのが明らかになると、それを求めるファンが多くなり、だんだんそっちのサインが主流になってきました。


 会場には斉藤さんが持参された、子役当時の貴重な写真や台本が回されます。保存状態は、かなりいいです。
 写真にはロケ現場のオフショットがどっさり。そのなかには神谷まさひろさんがカイメングリーンの着ぐるみをザブトン代わりにして座ってるものもありました。台本にはスタッフに書かれたものと思われる「斉藤浩子様」という文字もあれば、斉藤さんご自身で名前を書かれたものもあります。


 そこへ、ひとりの人物が扉を開けて入ってきました。サプライズゲストの方です。候補者を2~3人ほど予想しておりましたが、そのひとりが的中しました。
 光明寺マサルこと神谷まさひろさん。斉藤さんと同じく、子役レジェンドの登場!
 神谷さんは入店するや、斉藤さんと目を合わせ「ヒロコちゃん?
笑顔」と、いかにも嬉しそう。これに斉藤さんも応えます。お二人は子役時代に何度も共演されたことと思いますが、この日は数十年ぶりの再会なのです。その瞬間の表情を間近で目撃できたのは私にとっては幸運でした。
「ヒロコちゃん、前で皆さんに挨拶を・・・」
「それはもう終わったの」
 神谷さん興奮しちゃったのか、ご自身が遅めに到着されたことを忘れておられるご様子(笑)。ですが、あらためて伴さん&神谷さん&斉藤さんによるご挨拶と当時の思い出話などをご披露くださることに。貴重なスリーショットの実現に、たくさんのフラッシュが浴びせられました。

 


 神谷さんはサービス精神旺盛な方で、積極的にいろんなエピソードを語ってくださいます。とくに、神谷さんにとっては斉藤さんが初恋の人だったという話には力が入っていました。
 神谷さんが斉藤さんと共演された回は何本もありますが、なかでも『キカイダー』においては、映画『小さな恋のメロディ』がベースであったという第29話「カイメングリーンは三度甦える」には想い入れが強いもよう。
 そして実生活においても神谷さんは同じ中学→同じ高校・・・と、斉藤さんを追いかけるように過ごしていたのだとか。でも斉藤さんは学年が3つ上なので、神谷さんが中学に入ったころには高校生だし、神谷さんが高校に入れば卒業しちゃうし・・・。
 いっぽうの斉藤さんはというと、神谷さんのことは「かわいくって、弟のようで・・・」という見方だったらしい。神谷さんのことを「マーちゃん」って呼んでましたし。
「言ってくれれば・・・気づかなかった(笑)」
「気づいてくださいよぉ! 
ヾ(*`Д´*)ノ"」


 いつも会場のモニターにはゲストの方が出演された作品の映像が上映されているのですが、だいたい皆さん会話や飲食に夢中になりますので、そんなにマジマジと見入ったりすることはありません。ですが、この日はちょっと違いました。
 そのときもトークの最中、斉藤さんの『キカイダー』出演時のもようが流れていたのですが、神谷さんは「このあとパンツが見えます」と解説。珍しく全参加者が画面を見入る。パンツが出ました。一同、安心。
・・・なんだろ、コレ(笑)。 ( ´△`)アゥゥ…

第29話は、第27話「バイオレットサザエの悪魔の恋」第28話「赤子を泣かすアカオニオコゼ!」に続く伊豆・河津温泉郷ロケ三部作(脚本:長坂秀佳さん)でしたsei「カイメングリーンは三度甦える」

 


 余談ですが、このカイメングリーンというダークロボットのことなんですけどね。もう10年以上も前のことなんですが、ガシャポンのフィギュアを集めていたことがありまして。
  最初のきっかけが、何げにトライしてみた初ガシャで、いきなりキカイダーが出たのが始まりでした。それを部屋に置いて眺めていると楽しくなりましてです ね、ハカイダーも欲しくなったんですよ。で、ハカイダーをゲットしたいがために再トライしてみたら、出てきたのがコイツ(カイメングリーン)。
 その後も何度となくトライしてみるのですが、たまにサイドマシンが出る程度で、カイメングリーンの登場率が異常に高いんですよ。来る日も来る日もガシャガシャ回し、来る日も来る日もカイメングリーン。とにかくカイメングリーンばっかり出てくる。
「また、おまえかぁ~

 塗装がほぼ緑一色なため生産が楽だったのか、たぶんカイメングリーンの数を多く作ってたのだろう。いいかげん、カイメングリーンを本気で嫌いになってしまいそうなことがありましたわ。
 ・・・いつかそんな話を伴さんにしたら笑われましたよ。

 


 ミニトークショー(?)が終わると神谷さんは斉藤さんの隣の席へ着座され、神谷さんの隣に私が座るかたちとなりました。なので神谷さんとも直接お話させていただける機会が増えました。
「あ、はじめまして」
「いえ、神谷さんが去年お越しだったときも来てたんですよ。あのときは、ご挨拶できませんで」
「ああ、そうでしたか」
「でも小河内ダムのサイドマシン撮影会のときに、ちょっとだけお話させていただいたんですよ。憶えてらっしゃらないかもしれませんけど」
「へぇ、あのとき来てたんですか」
「お住まいは○○○市でしたよね」
「あれ、よく知ってますね!」
「それも小河内ダムで伺いました(笑)。ということは、最寄りの駅は□□ですか?」
「そうです」
「わりと近所ですよ」
「えっ、どこですか?」
「△△△です。なので駅3つだけお隣さんです」
「そうなんですかぁ。ヨロシクお願いしますぅ」
 こんなかんじ。神谷さんはとってもフレンドリーな方でして、気さくにお話してくださいます。ブログのことにつきましても「いいですよ、書いちゃってください」ってノリです。

 

 

  二人の子役レジェンドが並んで座っているものですから、必然的にサイン攻めが続きます。神谷さんも斉藤さんも、ほとんど会の終盤まで書きっぱなしですから 申しわけないくらい。斉藤さんはお酒がイケる口だそうなのですが、あんまり飲めてなさそうで、ちょっとかわいそうでした。
 それでも嫌な顔ひとつすることなく応じてくださるお二人。だけど神谷さん、サインを書くたびに「2013?」「2・24?」って日付けを訊いてくるんです。あれは意外と覚えきれないものなのかもしれません。慎重にペンを走らせようとする神谷さんです。
 でも斉藤さんは、いっぺん「2013・2・23」って間違えたのを書いていました。笑いが起こります。まぁ、あれはあれで貴重かも(笑)。

 

 

 なんだか、いつもとは場内の空気が違うように感じます。心なしか、きょうの伴さんは人気がないぞ(笑)。オイおまいら。もっと伴さんをチヤホヤしろ。
 しかし、いまや常連となったムトウユージ監督が持ってきた死ね死ね団グッズを身につけるや、両手を組んでアノクタラポーズを披露!
 これにはさすがに歓声が上がり、大量のフラッシュが浴びせられます。ジローがレインボーマンに変身しようとする瞬間のミラクルショット! このところ水谷邦久さんへの想いを口にすることが多くなった伴さんによる、伴さんなりのメッセージだったのでしょうか。水谷さんにも見せてあげたい場面でした。
 それにしても、神谷さんと斉藤さんがマサルとカオルを再現している数メートル横で、肝心のジローがレインボーマンになろうとしている図って・・・・・・
 (_д_)。o0○ 面白すぎるわ。ちなみに『レインボーマン』にはマーちゃんならぬ“マー坊”という子役が登場するんですけど。
 

 

 あとはいつものパターンですが、ジャンケン大会で各々が景品をゲット。私はジャンケンには勝てなかったのですが、負け抜いた人にもらえる景品をいただきました。
 なぜか西城秀樹のベスト版CDでして、これはこれでよかったです。もっとも、ここ10年ほど、うちのCDプレイヤーはぶっ壊れたまんまですけれども。

 


 ホント、神谷さんと斉藤さんはサインと写真ばっかりで大変だったことと思います。ありがとうございました。もっとも、私も最後のほうでもらったんですけどね。折りたたみ式の色紙の右に神谷さん、左に斉藤さん(ネコバージョン)で。
 最後に斉藤さんには、またお越しくださいますようお願いしておきました。そしたら今回よりはサイン攻めは少なくなるでしょうから、もうちょっとはお酒も飲めるようになるでしょう。
 なお斉藤さんのブログについてですけど、最近はFacebookをメインに展開されてたから更新が滞っていたんだそうです。今後の更新予定につきましては「がんばります」「きょうのことを書こうと思います」とのことでした。

 



 ――そんなわけで、本年度一発目の“誰が来るかわからない”伴さん会も無事に終了。このあとはいつものカラオケ屋さんで二次会へ突入しましたとさ。
 そうそう、ゆうんこりん氏。クッキー作ってきてくれてありがとうございましたー☆ (^-^)/

 

 

【追伸】
 斉藤さんは既に女優を引退されてますが、自由が丘でご主人の定岡徹久さんとともに、メガネと革製品の店「アルカナグラスハウス」を2年前から開業されてるそうです。斉藤さんは革コーナー担当とのこと。メガネと革にご用のある諸君、自由が丘に行きましょう。もちろん仲本工事サンも行きましょう。そこのピョン吉シャツを着ているH氏、あんたも行きましょう。
 あ、定岡さんが書いておられるアメブロも発見しました。マイプロフィールの短所の欄に「うっかりさん」って書いてありました。好きな色が「オレンジ」だそうなので、斉藤さんが伴さん会に着てきた服にしても定岡さんの好みで指定されたものだったのかもしれません。「コーディネートはこうでねーと」って言ったかどうかは定かでありませんが。
 ということで定岡さんにも興味があるので私もお店に行ってみたいなぁ。でも、ひとつ問題が・・・。
 わたしね、視力が1.5あるんですけど。
 あんなのとか、そんなのとか、こんなのも売ってませんかね?


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この日のもようは、公式サイトの写真館にて画像が掲載されています。