12月22日、伴さん会の忘年会へ行ってきました。ここんとこ書くことが多くて、かなり遅くなってしまい申しわけありません。

 まず報告しなくてはならないのが、当ブログにて度重なりお騒がせしましたI氏が予想どおり(?)欠場となりました。
 新年会で初参加した際には「こんなに楽しいんなら忘年会にも行けばよかった」、その後も「忘年会と新年会には何があっても行きます!」と意気込んでいたI氏ではありますが、いとも簡単に脱落したのであります。
 理由は、参加希望の申込みメールを怠ったから。
 今回の忘年会は早いうちから参加希望者が殺到することが予想されていました。常連の私でも、はたして枠に入ることができるかどうかはわからなかったのです。掲示板を1日に2回はチェックし、告知が発表されるやマッハの速さで予約しなければ。こういうのは常連だろうと新参者であろうと平等です。私がI氏のぶんも申し込むことまで引き受けてたら、思うようにならなかったときにトラブルが生じることがありますし、そもそも他人のことまでかまっている場合ではありませんから。
 ですのでI氏には、私を通すことなく自分で申し込める態勢でいてもらうように伝えたはずだったんですが。

 そして12月2日のことです。たまたまI氏に会う機会がありました。そしたらI氏、なんとなんと「忘年会の日、まだわからないんですか?」とのたまったのですよ。
「もう、とっくに締め切られておりますじゃ!」
「・・・・・・」
「なんで知らないんですか」
「いや、おしえてくれると思ってたんで・・・」
「自分でチェックしといてくださいって言ったじゃないですか。私、言いましたでしょ言いましたでしょ?」
「・・・・・・」
「口頭だけじゃなく、メールも書いて送りましたよね?」
「あ、はぁ・・・」
 ダメだこりゃ。完全に他人任せじゃ(苦笑)。 ┐( ̄ヘ ̄)┌

 I氏は最近(この年の春)になってようやくネットやメールを使い始めた初心者ではありますが、それくらいの操作はできるんです。難しいことなら私ももう少しかまってあげようとは思いますけど、さすがにそこまでは面倒みたくありません。
 私としては、早く私抜きでも先方とのやりとりをできるようになってもらいたかったし、簡単なことくらいは自力でやってもらいたい・・・もらいたい・・・たい・・・あれ?
 ここらへんのくだり、前の記事にも書いたなぁ。ほとんどコピーでいいじゃん。つまり、あれからI氏はまったく進歩してないってことですか。
 これからもI氏はこのパターンを繰り返すのでしょうか。おそらく次回の伴さん会にもI氏の姿はないものと予想いたします。
 ・・・すいません、I氏の話なんかどうでもいいんです。

 さて、2012年最後の伴さん会は忘年会です。いつもの水道橋にある会場まで、勇んで出かけました。
 受付けで幹事のSachikoさんとご挨拶、そして伴さんともご挨拶。なんと伴さん、この日upしたばかりだった当ブログの記事をご覧になられたとのことでした。
「ええっ、もう見られたんですか! あんな長いのを?」
「朝、見た」
 苦笑いするしかない全温度チアーさん。こんなのまでチェックしてくださるとは有難いやら、こっ恥ずかしいやら。
 だけど全温度チアーさんはご存知のとおり、変なことしか書きたくないし変なことしか書けないのです。伴さん、くれぐれも全温度チアーさんに期待されませんようお願いいたします。 <(_ _)><(_ _)><(_ _)>

 この日はゲストとして『正義のシンボル コンドールマン』の主人公・三矢一心を演じられるなど、数々の映画・テレビドラマ・舞台に出演され、またレーサーとしても活躍された佐藤仁哉さんがお越しでした。伴さんとの共演では、あの『イナズマンF』の名作、第18話「レッドクイン 暗殺のバラード」に出演されていらっしゃいます。ですので会場のモニターには、この回の映像が上映されていました。

 この「レッドクイン~」という回は個人的にも非常に好きなエピソードなんです。


 オープニング、いきなり全身白づくめで長い髪の女(演:八代順子さん)が現れます。ブーツまで白です。男だったら寺西勇です。でも女なんです。そのブーツ(足もと)が映るところがファーストカットです。
 続いて女の上半身。傘を持っています。傘まで白だ(笑)・・・と思いきや、そのなかから黒い拳銃を取り出し、思いつめた表情で空撃ちします。撃つ瞬間、なぜか画面の向こうで低空飛行のジェット機が飛び立って行くのが見えます。
 見れば、そこは荒野です。女の身辺に、まとわりつくように飛んでいる黒い蝶。この描写、ただ風の音だけが聞こえてきます。
 うっ、暗い! ヒーロー番組としては尋常でなく重い空気をまとっています。間違って『Gメン』でも観ているのか? という錯覚すら覚えます。
 場面は変わってジャズピアノを弾く女。この回、初めて音楽が流れる。が、その場所はやっぱり暗い。ピアノを弾く女の姿は引きの画で、それも画面の左下1/4のスペースだけに配置されるように撮られるカット。どう見てもオトナが観るドラマの雰囲気だ。
 次の場面では、雑踏のなかを歩く五郎(伴さん)。一見して平和な街を客観的に見ている。この場面も重い。
 また先ほどの女。上下、ジーンズを着ている。いかにも昭和を感じさせる平凡な部屋。同志・哲也(佐藤さん)の部屋らしい。話によると、彼女らの両親はデスパーの犠牲になったそうだが、彼女はデスパーの一員になると言う。困惑する哲也。ここで女の名前が「夕子」であることがわかる。
 ふとバイオリンケースを手に出かける夕子は階段を上り、また上り・・・ビルの屋上と思しき場所で、さっきまでいたアパートの窓に腰かける哲也の姿を確認するや、バイオリンケースを開ける。するとそれは、バイオリンのケースではなくライフルのケースだった。
 ライフルを組み立てた夕子は、おもむろに哲也に照準を定める。時計台から午後3時を告げる鐘の音が聞こえた瞬間・・・あっ、ホントに撃った撃ちやがった! 一発で命中! 哲也、吐血! 暗殺ですよ、あ・ん・さ・つ! <( ̄口 ̄||)>!!!ヌォー、ナンテコッター!!!<(|| ̄口 ̄)>
 真っ赤な花束を手にした夕子、涙をこぼしながら「あなたの命はムダにしない・・・」とポツリ。なんでそうなる? が、タダゴトならぬワケ有りさ加減は、なんとなくわかる。
 屋上から花束を放り投げる夕子。バラバラに散る花。それらが、ゆっくりゆっくりと落ちていく様を下からのアオリでとらえるショット。病的である。
 どうやら夕子はデスパーの仲間として認めてもらうため、このような行動に走ったようだ。そして今度は五郎の暗殺も謀ろうとする。夕子(衣装は赤の上下)と五郎(同:白の上下。でも寺西勇にはならない)は西新宿の街で追っかけっこの末、夕子はついに五郎へライフルを向ける。だが失敗。
 デスパー軍団の総統・ガイゼル(演:安藤三男さん)から1日の猶予をもらう夕子。またピアノを弾く。今度は画面の右上1/4。さっきよりも小さく映る夕子とグランドピアノ。
 だがここで、夕子のなかでガイゼルへの怨念が宿っていることがわかる。要は味方になると見せかけて敵の陣営に入り込もうとする、スパイ大作戦なわけだ。哲也や五郎を暗殺しようとしたのも、敵を信じさせるための代償みたいなものだったのでr。
 そうしているあいだにも、デスパーという組織の非情な体制が淡々と描かれてゆく。さすがデスパー軍団、イナズマン本来の敵であったファントム軍団にクーデターをしかけて壊滅状態に陥れただけのことはあり、めちゃめちゃ厳しい。このへんの描き方がアレなため、『イナズマン』は日本以外でも放送される国はあるが『イナズマンF』は放送されなかったりするほど。そんなところへ夕子は潜入するというのだ。
 女手ひとつで復讐を果たそうとする夕子へ、やめるようにと説得する五郎。その五郎に対しライフルを突きつける夕子。凄みを利かせつつも「撃てるものなら撃て」と冷静に対応する五郎。
 それでも聞かぬ夕子へは「よし、オレが的になってやる。・・・オレが撃てたらガイゼルを撃て」と言い放つ。
 このあたり、伴さんの表情は観る者の目を釘づけにする。同じようなシチュエーションで『人造人間キカイダー』においても、デスホイッスルを鳴らそうとするマサルに向かって「ぼくをバラバラにするがいい。キミにまで疑われて生きていたくはない」と訴えたときの表情も、私は大いに魅了されたものであった。もっとも、マサルのときとは違い、夕子の場合は本当に引き金を引くんですけど。
 結局のところ夕子はデスパーに殺されます。ムシケラのように。だが最期となる直前に撃った弾丸がガイゼルの耳を削ぎ落とし、爪痕を残すことだけは叶ったのだった。無駄死にだけは避けられたようだ。
 怒った五郎は変身!
「剛力招来!」
「超力招来!」
 今回はサナギマンの部分を入れるのがジャマだから割愛いつもより怒りのエネルギーが強かったのか、サナギマン時における、エネルギーを蓄える時間は要しなかった(ことにしておこう)。
 この「○○招来!」という掛け声なんですけど、私はシリーズ開始当初から「ここは巻き舌のほうがいいんだけどなぁ~」って思ってたんです。そしたら伴さん、いつのまにか本当に巻き舌になってました。
「剛力、しょうるぁああい!」
 ここからはいつもどおりに・・・と思いきや、特殊音波に苦しめられて防戦一方のイナズマン。今回はサナギマンのポジションも兼任らしい。
 このピンチを銃声一発、救ったのが五郎の相棒・荒井誠(演:上野山功一さん)であった。ニタリとしながら愛銃にチュウする上野山さん、カッチョイイ。softbank
 最後はイナズマンフラッシュキックなる、ちょっと面白いネーミングの新技でトドメを刺し、この回の怪人・ハンマーデスパーを葬った。そして一転、まるでそれまでの死闘がなかったかのように、またしても街なかで佇む五郎の姿が映り、ナレーションが加わる。
「渡五郎=イナズマン、23歳。暗躍するデスパーがいるかぎり、彼に青春の日は遠い」
 復讐のためとはいえ仲間や無関係の者まで殺そうとした女がいた。しかし結局は自分も殺されてしまった女がいた。
 苦悩を噛み殺すような顔つきの五郎。白の上下に身を包んだ五郎。ラストシーンは雑踏のなかに溶け込み消えてゆく五郎の後ろ姿――。

 重いよ~。暗いよ~。最高だよ~。
 このように、この回、ストーリー的にもさることながら、撮り方が凄くイイ! 1カット1カットが甘美というか詩的というか、なおかつ硬派なんである。白・黒・赤・・・といった、色の使い方にまで計算されているのがよくわかる。
 また、聴覚的にも訴えるものがある。終盤の戦闘シーン以外での音楽では、ピアノの調べ『暗殺のバラード』(?)と同番組での名BGM『遠い記憶』が非情に効果的な使われ方をしており、強烈に焼きつけられるほどの印象度であった。
 特撮ドラマ史上、稀にみるハードボイルドタッチの『イナズマンF』の世界観がよくわかる1本でした。塚田監督って凄いなぁ。

 あれぇ、でも佐藤さんは犬死にさせられただけなのかぁ~。あああ、もったいない~。
 でも大丈夫。この翌年、佐藤さんはコンドールマンとして蘇るのですから。




 さて今回、佐藤仁哉さんをゲストにお招きするという情報を聞いたのは、前月の日大でのトークショー帰りに寄った居酒屋にて。伴さんが自らお話してくださいました。
 伴さんは当日も、そしてこの忘年会でも語っておられたのですが、佐藤さんが主演を務めた『正義のシンボル コンドールマン』という作品が、空前の耳毛ブーム(?)を巻き起こしたことでも知られる川内康範先生の作品であり、それも『愛の戦士レインボーマン』『光の戦士ダイヤモンド・アイ』に続く“川内三部作”の一角であることを強調しておられた。
 忘年会の始め、挨拶のマイクを握った伴さんは「ボクも好きな俳優さんで・・・」という口調で佐藤さんを紹介されました。続いて佐藤さんがマイクを持ち、爽やかにご挨拶。

 私はそのやりとりをテーブル席から見ていたわけですが。ところで、例によって知らない人の隣へ座りたがる全温度チアーさん。伴さん会はリピーター率が高く、大半が常連の人たちですので目を合わせば挨拶し合える方は多いです。でも、だからといって同じ面子で固まりたくはないと考える全温度チアーさんは、よく知らない人の横へ行こうとしたがる。
 いや、正確には、べつに意識して動いているわけではないのですが、気がつけばそうなっていることが多いのである。どうやら習性らしい。
 この日、私の隣にいた方は、昭和の特撮作品が好きだと言う20代の男性。伴さん会へ来たのは2回目か3回目とのことでした。
 この方のように、生まれ育った時代に、テレビから流される番組を受け身で観ていただけというのではなく、自ら行動を起こして過去の作品を探ろうとする人は大好き。単に小さいころ観ていた番組を懐かしむだけの人たちよりも、絶対に面白い話ができます。
 見ると彼は『コンドールマン』のLDを持参し、それへ佐藤さんにサインを入れてもらっていた。
「まだLDプレーヤーは持ってないんですけどね」
 そう言って自嘲気味に笑う。素晴らしい! あなたは特撮ファンの鑑だ(笑)。
「ボクはリアルタイムで観ていた世代の人たちに興味があるんですよ。たとえば小さいときに『イナズマンF』を観たときって、どんなふうに映ったのかなって」
 そうですよねー、それは大いに気になりますよねー。心配しちゃいますよねー。
 ・・・と、こんな方とも遭遇できるので、いまのところ「よく知らない人」の横へ行きたがる習性は、いい方向に出ています。あ、ゆうんこりん氏も、その部類に属しますんで(笑)。

 佐藤さんが我々のテーブルにもお越しくださいました。
「ここにいる皆さんは、(コンドールマンを)リアルタイムで観ていた人たちなんですか?」
「よく憶えていてくださいましたね」
 爽やかに、そしてちょっと嬉しそうに応対する佐藤さん。ここはリアルタイムの人もいますし、そうじゃない人もいるという、幅広い層が集まるところなんですよ。ごく稀に、I氏のように伴さんを何者だかわかってないのに来場してしまう人もいますけど気にしないでくださいね。
 で、特撮の話は他の皆さんにお任せするとして、あえて私はそれ以外の話題を出してみました。この日の朝、あらためて佐藤さんが過去に出演された作品などをWikipediaなどで復習しておきましたんで。
 そこで見たもののなかで、ある項目に目が止まりました。

“『新五捕物帳』第151話「虫けらの詩」”

 ええっ、これって、もしかして・・・! (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
 杉良太郎さん主演のハードボイルド時代劇『新五捕物帳』は、私にとっては大大大好きな番組なんであります!
 一見、ふつうの勧善懲悪モノのような時代劇・・・といった雰囲気をまとっていますが、じつはそうはならない結末になるエピソードが非常に多い番組でして。加えて、ヒーローであるはずの“駒形の新五”こと杉サマ演ずる岡引が終盤に見せる、やりすぎにしか思えぬ暴力シーンが大いなる魅せ場であることが特徴のテレビドラマでした。伴さんも二度ほど出演されたことがあります。
 なかでも「虫けらの詩」というエピソードは、全196話という長いシリーズにおいても、個人的には3本の指に入れたいほど凄まじい回だったのでは・・・?
 そこで私は思いつく場面を佐藤さんへ簡単に説明し、その回に出演されてらっしゃったのかと伺ってみました。
「はい、そうです」
「では、もしかして●●●にされて▲▲▲に■■■■のようにされてた、あの役だったのですか?」
「そうです」
 なんか、とても嬉しくなってきました。
「その回、2日前(12月20日)にBSで放送されてたみたいですよ」
「へぇ、そうなの!」
 こうしてるうちにも佐藤さんにサインを求めるファンが続々と来ます。放送当時に売られていたものと思われるコンドールマンのベルトを持参している方もいれば、ムトウユージ監督(いまや、すっかり常連)のように自らコンドールマングッズをこしらえてくる方もいらっしゃる。
 ・・・というか、またしてもムトウ監督は面白いものを持参してきた(笑)。詳しくは書けないけど。こういう会になると積極的に童心に返って楽しもうとするムトウ監督が、とてもとても輝いて見える(笑)。
 私は佐藤さんがサインに応じているあいだに、ここのテーブルにいる皆さんへサラダを小皿に分けることにしました。
「佐藤さんもサラダ食べます?」
「はい、いただきます」
 自分が盛ったサラダをコンドールマンが食べてくださるというのも、いい思い出になります。

 ところが後日、BS-TBSのHPに書かれてあった「虫けらの詩」のあらすじを見てみますと、どうも私が思っていたエピソードとは違うものではないかということがわかりました(苦笑)。
 でも、それはそれで悲惨な展開であったことには変わりなく・・・。
 こんなお話です。↓


 小間物屋が口入れ商・武洲屋から借金の取り立てで痛めつけられていた。駈けつけた新五は、取り立て連中の「頭」が堅気で働いているはずの卯之吉であるのに気づき、複雑な思いにかられた。
 卯之吉は、幼ないころ父親が商売で失敗し一家心中を図ったが、卯之吉だけが助かり、ひとりで虫けらのように生きてきた。数年前に刃傷沙汰を起こし、本来なら島送りになるところを、新五がいろいろと手をつくし寄場送りで済んだのだった。
 ある夜、卯之吉は、酔漢にからまれている若い女おさよを助けた。卯之吉のやさしさに、おさよは恋心を抱いた。卯之吉も自分の生いたちを話し、二人はお互いに励まし合う恋仲になった。
 真面目に生きる尊さを知った卯之吉は武洲屋の用心棒をやめ、苦労しながらも普請場で働き始めた。陰で見守る新五は、安堵の胸をなでおろしたのだ。
 それでも寄場帰りの身である卯之吉に対する世間の風は冷たい。どうせ自分は寄場帰りのロクデナシだ、とおさよに言い張る卯之吉であったが、新五に説得されて、もう一度まっとうになってみようと思い直すのであった。
 そのころ武洲屋に、むかし武洲屋と盗っ人仲間だった仙蔵が現われた。仙蔵を消したい武洲屋は、おさよを騙して呼び出し、仙蔵を使っておさよを手篭めにさせ、怒り狂うだろう卯之吉に仙蔵を殺させるようにしむける。
 この計略に、うまうまとはまってしまったおさよと卯之吉。おさよは料亭で仙蔵に手篭めにされ、乗り込んできた卯之吉は怒りあまって仙蔵を殺してしまう。女中に叫び声を上げられ、逃げ出した二人。
 呼子笛に脅えながら川岸の小屋に潜んだ卯之吉は、初めてもらった給料でおさよに買ってきたかんざしを見せる。嬉しそうな顔をしたおさよ。かんざしを握りしめる卯之吉・・・。
 翌朝、新五が駆けつけたとき。二人はもう心中死体になっていた――。

 そんなお話。いやぁ、素晴らしきバッドエンドですねぇ。こんなドラマを観て、どんだけ多くの視聴者にトラウマを植えつけたのでしょうか。こういうの、大好物!
 このあと悪党どもは怒り狂う杉サマから棒状のようなものでボコボコにされるのですが、だからといって善人が報われたことにはなりません。そこに爽快感はまるで無い。この『新五捕物帳』という時代劇では、たとえヒーローが度を越えた容赦の無さで悪党をぶちのめしても、そのカタルシスよりも惨たらしい末路を遂げねばならなかった弱者のインパクトのほうが上回ってしまったりするのだ。
 ハッキリ言って「いたたまれなさ」という点においては『必殺シリーズ』を軽くしのぐ。それほどまでに、救いが無い。
 また『新五~』という番組は振り幅が大きく、わりと普通の時代劇に近いタイプのものやコミカルなエピソードも存在する。しかし、こういった悲惨な回が、地雷のように、それも高確率で埋まっているのが特徴なシリーズともいえます。爆弾バクダン爆弾爆弾爆弾3104爆弾
 その地雷を私のように、大喜びしながら踏んづけまくるのが大好きなよい子にはイチオシの作品なんでありますよ。 /(x~x)\⌒⌒⌒⌒⌒爆発ドカーンドスンドスンεεε┏( ≧▽≦)┛ウハハハハハ!

 今回、私が調べたかぎりでは佐藤さんの『新五~』における活躍は「虫けら~」しか見つかりませんでしたが、一部に「同番組における佐藤仁哉の死亡率は100%」という情報もありましたので、もしかしたら他にも出演されてる回があったのかもしれません。


 もちろん佐藤さんはこれ以外にも、さまざまな作品で活躍されてますが、経歴を見てみますと、けっこう各作品で重要なエピソードの回に出演されてたことが多いという印象があります。これからのご活躍も楽しみにしたいと思います。

 なお、佐藤さんもアメブロをされてます。なかなか哲学的なエッセイを綴られておられます。
 この日も「今朝、ブログにペタしときましたよ」と報告しましたところ、ニコッとしながら「ありがとう」と仰っていただきました。
 興味のある方は、佐藤さんのオフィシャルブログにアクセスしてみてくださいね。読者登録しておきましたから、このページの端にブログへの入り口が表示されてますんで。
 
 なお伴さんはときどき、俳優業を引退し、真面目にご実家の家業に専念しておられるレインボーマンの水谷邦久さんのことを語られることがあります。
 伴さんと水谷さんは劇団NLT時代の先輩・後輩の関係だったこともあり、気にかけておられるようです。
 水谷さんの家への連絡先もご存知らしいのですが、公の場へ出ることを頑なに拒み続けてらっしゃる水谷さんに、できればなんとか表に出てきてほしいという想いがあるみたい。いまのところ難しいようですけど。

 佐藤さんは一次会のみでお帰りになりましたが、伴さんと十数名は残って二次会へ突入。近所のカラオケ屋さんに移動。
 伴さんは私に、その日upしたブログの記事で扱ってた昭和歌謡の『爪』をリクエストされたのですが、まだ覚えてなくて歌えないという旨を申し上げる。
 では伴さんが歌ってはどうでしょうとなりまして。一度は「いやぁ、やめておく」としながらも、やっぱり伴さんは歌ってくださいました。
 そしたら常連の宮古湾氏が「伴さんの持ち歌である『春くれば』よりもいい!」と絶賛。
 ・・・あとで宮古湾氏のブログを見たら、このときのもようがリアルタイムで綴られていた(笑)。宮古湾氏は私の目の前に座ってたはずなのに、いつのまにブログ更新してたんだ? まったく気づかんかった。器用だな。




 ――こうして2012年度の忘年会は終了したわけですが。
 このところ連日「伴さん会2013」というキーワードで当ブログにお越しの方がいらっしゃいます。
 2013年度の伴さん会は、まだです。伴さん会の情報でしたら、このページのBOOKMARKSに表示されてるNEW 伴’sCLUB 掲示板に掲載されますので、そちらをご覧ください。そして参加してください。で、あなたも記事を書いてください。
 伴さん会の記事、書いてくれる人が手薄なんですよ。だから全温度チアーさんのが必要以上に目立っちゃうんです。頼みますよ。
 あ、でも、それがI氏だったら遠慮しときます。I氏は書かないで。確実にトラブルになるから。ガックリ・・・