3月に雪が降ると思い出すこと
今からもう20年以上前
もうすぐ大学卒業まじか。
どうにか卒論書き上げ、友達と2人で入院している友人のお見舞いに群馬の病院へ。
友人は脳腫瘍で大学3年頃から闘病していた。
高校からの仲。
彼女が病気になるまでは、私が大学サボってばかりで、、
たまに学校に行くと、課題や、やらなきゃいけないこと全部教えてくれる。優しいから怒ったりしない。スッと笑顔でノートを貸してくれる。
明るくて真面目で美人で。心が真っ白な人。黒い自分には、ただただ眩しかった。
大学後半になると、終活、卒論、バイトで彼女にお見舞いに全然行けなかった。
病院に着いて面会すると、
もう意識はなく、話しかけても反応がない。
え、、、
こんな状態になっていたなんて、、
忙しいことを理由に、今までお見舞いに来なかった自分を責めた。
しばらくすると繋がれていた装置からアラーム音が。
看護師さんが慌ただしくなり、待合室で待機。
一緒にいた友達はあちこち電話してテキパキしてて、私はただ、どうしようと半べそになるだけ。
そのまま友人は天国へ旅立った。
友達と帰りの電車の中
私達を待ってたのかなって話しをして。
ごめんねごめんねって謝っても謝っても許されないそんな時間だった。
夜遅く帰宅し、母に泣きながら話しをした。
翌朝
季節外れの雪が。
ただ責めていた自分を一旦置いて
友人が天国へいけますようにと祈った。
ふわふわと落ちる雪が、優しかった彼女と重なった。
あれから20数年。
3月に雪が降るとまるで昨日のように思い出す。
若い時は、なんで彼女が亡くなって私は生きてるんだとか、こんな自分が生きてしまって申し訳ないとか、私は幸せになっちゃいけないとか思っていた。
今は、あなたの分まで幸せに生きるからね、あなたがやりたかったこと、私がやるからねって思ってる。
与えてもらってばかりだった人生。
こっから逆転していくよ
今日できること、精一杯がんばろっ