夜行性の動物も見てみたい
どうせなら
簡単に見れる方法はないものか
そして
見れたものを撮影できたら
更に良い
私の頭はどうなっているのだろう
こんな事ばかり考えている
そんな思い付きで
すぐに
Amazonさんを訪ねてみる
値段的にもお手頃で
操作も難しくなく
夜、活躍する道具
出ましたぁぁ~~~
その名も
ナイトスコープ
双眼鏡を少し大きくしたフォルムで
赤外線で夜の動物も簡単撮影
スマホでも情報共有できるという
活気的な道具
これ、欲しい・・・
夫にねちねちおねだりする
おねだりと言っても
結果
共感をして欲しいだけで
買うことは決定している
夫もそれを理解している
面倒な妻なことも
他のどの生物よりも理解している
そのため
表面上だが
しっかり共感を示し
Amazonさんの購入手続きをしてくれる
手続きは夫のため
何ら問題なくスムーズだ
あとは実物が届くのを待つのみ・・・
ドキが胸々
おら、ワクワクすっぞ🐒
子供なみに
毎日到着予定日を
夫に確認する
その度に
夫は丁寧に説明する
夫よ、大変な妻で申し訳ない
しかも
「返品不可能」
と
結婚の挨拶の時に
釘を刺されている
FIGHT
遂に
Amazonさんより
ナイトスコープが届く
しっかりと梱包されている
豪快にその包みを
破いて、ちぎる
ようやく
ご本人さまとご対面~~~~
ナイトスコープさん いらっしゃ~~~い
さて、ここからがまた大変
中年女子は取り扱い説明書が
大の苦手なのだ
もし、読んだとしても
部分的にポイントを絞って
効率的に読みたいのだ・・・
(面倒なだけだろう)
残念なことに
このナイトなスコープさん
ボタンが沢山ついていらっしゃる
難易度あ~~~っぷ
それなのに、自分
取り扱い説明書
を
全く読む気になれない
そこで、
再び夫の登場だ
取り扱い説明書を読み
妻へレクチャーする
ここでまた問題だ
内容が中年女子の興味をそそらなかった場合
中年女子の理解力は
最高に悪くなる
話を聞かないのだ
最低だ、最悪だ・・・
夫の方が無関心な内容を
理解しなければならず
強制的に説明まで
させられる
しかも
一生懸命説明しても
結果
妻は笑顔で忘れてしまうのだ・・・
鳥さん以下の頭の持ち主
3歩歩く前に
記憶はぶっ飛んでしまうのだ
そんな状況で
暗い中使いこなせるのか
はい
夫なしでは使えません
そこで
妻である中年女子は思いつく
大嫌いな取り扱い説明書
そこから
使用部分の名前だけでも
シールで貼って
頑張ってみる
勿の論ロン
夫、巻き込まれる
一生懸命貼る
ここが撮影ボタン
ここがビデオ
ここが暗視ボタン
剥がれたら終わりだな
やっぱり
手元に物が届くと
すぐに使いたい
今すぐにだ~~~
(カムサハムニダ~~~韻を踏んでみた)
と
言うことで
近所の河川敷に家族で向かう
我が家のわんこ
梅ちゃんも付き合わされる
スイッチをON
画面をのぞき
色々ためす
なるへそ、なるへそ
暗くても見える
綺麗に見える
赤外線ってすごいなぁぁぁぁ
車に乗ったまま
あたりを見回す
しかし
動物が出て来る様子は
まるでない
家族を車に残し
静かにあたりを見回す
イメージ的には
天空の城ラピュタの
ピロロローン♪ ピロロローン♪
と歩いてくる
ロボット兵の頭のような感じ
ナイトスコープの赤外線が
赤く光るため
ロボット兵が
レーザーを出す姿にそっくり
そんな姿で
暗い中
河川敷をうろつく
中年女子
やっぱり
怪しい
バルーーーーーース
なんぞ
叫んでみようか
マニアック過ぎるか
そんな余計なことを
考えつつ
動物が出て来るのを待つ
・・・
出てこない
一瞬何かが目の前をよぎる
が
大きな蛾・・・
うむむむむ
360度
見渡す
およよよ????
はい、残念
中年女子さん
それはヒューマンです
ホモ・サピエンスです
何なら
あなたの息子さんです
私のバカ!バカ!バカ!バカ!
ナイトなスコープで
息子を野生動物と見間違うなんて
まぁ
野生動物に近いのかもしれないが
その後も見えるのは
我が家の愛犬 梅ちゃん
そして
大きな蛾・・・
結果
何も見えず
いやいや
タイミングが悪かっただけだ
次はキャンプでチャレンジだ!
釧路湿原なら
絶対に何かに会える!!!!
ただでさえ
荷物が多めの中年女子
ナイトなスコープもそこに追加
夜を待つ
とにかく、暗くなければ意味がない
そんな気持ちをよそに
キャンプ場
大盛況
キャンパーがどんどんやってくる
夜には焼肉の煙で
綺麗な星空もかすんでいる
なんだってぇ
予想とは全く違うではないか
それでも
一縷の望みをかけて
夜を迎える
子供たちのお腹も落ち着き
さて、ここからが本番
大きな荷物の中から
ナイトなスコープさんの登場です
やっぱり
使い方は夫に確認
ちゃんとレクチャーを受け
キャンプ場の外側を回る
熊さんもいらっしゃるとの情報もあり
無理のない範囲で
観察して回る
枯れかかったような
若干、個性的な木があちこちに広がる
猛禽類がいてもおかしくない
気持ち高ぶる中年女子
うろうろ うろうろ
赤外線の赤い光を放ちながら
混み合うキャンプ場を
うろつく人 1名
熱い視線を感じるも
ヒューマン以外の何かを探す
・・・・
どこもかしこも
ヒューマン
・・・・
焼肉の煙
そこに突如現れる
赤い光を放った・・・
ロボット兵のような・・・
怪しい
中年女子
やっぱり
野生の方には
お会いすることはできなかった
なぁあああにぃいい~~~!
やっちまたなぁ~~~~!
そして、今
ナイトなスコープを購入し
約3年ほど経過するが
そのスコープで
野生の方とお会いしたことは
ないいえーーい
やっぱり
無駄使いで終わってしまうのか
母ちゃん、かなり怪しいよ・・・
今でも次男のこのセリフが耳に残っている
子供たちよ
そんな母を
優しく見守っておくれ
しかし
大自然の中での
焼肉
ジンギスカン
焼きマシュマロ
最高だ
ただ・・・
これって・・・
野生の方にしてみたら
美味しい匂いだけで
食べられる訳でもない
お裾分けもできないし・・・
指をくわえて見ているしかできない
私が野生の方だったら
我慢できるだろうか
そりゃ、
ゴミも漁りたくなるだろうに
自然との共存って難しいな
と
久しぶりに
ちゃんとした事を
考えてみた