我が家の家訓とペットとのお別れ | 無問題~Im a japanese famous woman~

無問題~Im a japanese famous woman~

大雑把で面倒くさがり、中年女子の備忘録。
2匹の息子と、犬・猫に囲まれ、日々、何かと1人で戦っている。
兎にも角にも、動物が大好きで、動物を探しに近所をうろうろ徘徊中。

犬さん1人と猫さん4人にメンズ2匹を抱える我が家

夫の気配は薄い。

たぶん、私が強すぎるに違いないニヒヒ

向こうが透けて見えるほど、身体も気配も薄いのだ。

そんな我が家でも、ちゃんとした子育て方針がある

それは

「生き物たるもの、お金を出して買うべからず」

なのだびっくりマーク

息子たちには生き物の生き死にのリアルを教えたかったのもある。

こんな私にも真面目な一面があるのだ。

息子たちが小さいころには猫さんが6人もいた。

すべて、捨て猫あるいはご近所さんの多頭飼育崩壊現場からの

保護猫さんだった。

こんな方針を自慢げに子供たちに宣言していた母。

のちに次男がたくさんの子猫を

また自慢げに

保護してくるようになったのだゲッソリ

結果、6名のお猫さまの飼い主となったのだ。

ここで、問題だ。

幼稚園児が捕獲できる子猫の状況を想像して見て欲しい。

そう、「死にかけている」あるいは「病気」なのだ。

大事件だ。人間だったら救急車ものだ滝汗

   それでもその年の夏、8匹を保護。

うち3匹は我が家の猫さんとなり、他は里親さんのもとへ。

しかし、1匹は天に召されてしまった。

リアルを教えたいと胸を張っていた母。

そんな中、その子猫さんが急変した。

急変時には慌てた。慌てまくりだ。

直感でもう厳しいと分かったのだが、

頭に浮かんだのが保護してきた次男。

やばい。

奴はまだ受け止めきれない。

毎日、一生懸命お世話をしていたのだ。

先住猫さんがヤキモチを焼くほど。

結果、次男が帰る前に母一人で病院で看取ったのだが、

あまりにも苦しむ姿に眠らせてもらったのだ。

ここからが問題だ、

どう説明しようか…

眠らせた=安楽死 言えない。

鼻水をたらし、号泣しながらも言い訳を考えた。

しかし、死んでしまった現実は変わらない。

「病気で死んだ」と伝えた。

間違ってはいない。奇形もあったとのことだった。

そこからがまた大変だ。

死んだことは理解した。病気だったのだから仕方ない

火葬には出さず、家に置くと騒ぐのだ。

自分のそばに置いておきたいと。

次男よ、はく製にでもするのか?

と言うくらい譲らない。

短気な母はついに言ってしまった。

「腐敗する。腐るぞ。虫がわく」と。

オブラートに包んだ表現ができない私。次男よ申し訳なかった。

 

その後、無事に火葬にも出し、

我が家の猫歴史にしっかり刻まれた「にゃんすけ」だったが

次男の夜泣きに数日悩まされるのであった。

 

3年前20歳まで生きた猫さんが自宅で最期を迎えた。

私がちょうど仕事の日で、帰宅中の急変だった。

下血と嘔吐と大変な様子だ。

私はリモートで見守るしかなかったのだ。

しかし、そこに映っていたのはおろおろしている夫

そして

冷静に、私の指令に従い動く次男。

長男と共に協力し、てきぱきと最期の環境を整えているのだ。

どこかの病院のナースなみだ。

下血なんて、普通避けたいだろう?

一生懸命シーツで包み優しく声を掛けている。

なんて最高な息子たちだ。

夫にも気を掛けている。

最高ではないか。

家族への配慮まで完璧だ。

 

最期は母の「もういいよ、大丈夫だよ~」の声掛けに

息を引き取った。

一緒に看取りたかった気持ちもあったが、

なんだか息子たちの成長に安心まで感じた

良いお看取りだった。

火葬場では

スタッフのそっけない態度がかなり気になったが

3人で泣きながらお別れをしてきた。

あの、泣かせるBGMと

そっけないスタッフ。

若干、微妙な雰囲気だったが

ちゃんとお見送りをしてきた。

 

 夫よ、飼い主の犬さんや猫さんの最期を看取るのが

飼い主の使命・責任なのじゃよ。

でも、大丈夫だ

君がペットロスになっても

立派な息子たちが支えてくれるよ。

 

「にゃんすけ」からちゃんと学んでいてくれたんだろう。

にゃんすけよ、君の死は無駄ではなかったよ。

かなりの宝だ。ありがとう。

しかし、

母はまだ「安楽死」については言えていない。

何が正解かは分からないが、

目の前に困っている生き物がいれば

必ず助けるのだ!

 

こんなエピソードがあったのだが、

 私が勝手に家訓と思っていたのだろう。

外国産のでっかいクワガタを

笑顔で買ってきた夫と長男の姿が

今でも忘れられない。

大切なのは、お店で買う買わないではなく、

最後までちゃんと家族でいることだろう。

言い訳か…

 

このクワガタさんについても色々あった。

それはまたいつか…