フーテンボンジン日記 -12ページ目

フーテンボンジン日記

田舎に暮らすオジさんのザッツネンターテインメント


有名な詩人(日本で有名な詩人て谷川俊太郎くらいでしょ?小説家はいっぱいいるけど)の実話らしいけど、許されざる恋に生きた詩人のドラマ『荒地の恋』知ってる?知らなかったが登場人物なら、いや人物は知らないが作品はたびたび読んだことがある。その詩人とは北村太郎で、不倫の相手が田村隆一の奥さんだと言う。

詩人のぬじめ正一さんの同名小説が原作らしいが、WOWOWの連続ドラマで一回目だけは無料で観られるというので拝見。WOWOWからのメッセージも出演しているので気になった。即入会すれば消えるんだけど。

あっさりと妻に「好きなひとができた」と話す豊川悦司扮する北村太郎、なんか青臭ささえ感じて現実味に乏しい。六人目の奥さん(鈴木京香)、常に若い女性たちにチヤホヤされていないといられない松重豊扮する田村隆一かぁ。ねじめさん曰わくこれは小説です。

二人とも戦後現代詩の先駆を成したという詩誌『荒地』の同人であり友人でもあった。気に入った作品は多かったが、北村太郎さんの方がより、個人的には黒田三郎が好きだった。
仕事場の暗室の壁に北村太郎の詩の切り抜きがもう何年も貼ってある。題名も思い出せないので探していたら、新たに『悲恋「恋」』というスゴイ作品を見つけちゃった。

あたしがこの世に生まれてから
あたしのからだのなかで
いちばんよく生きてきたのは

肛門
そして性器
だからあなたは
あたしを〈愛する〉なんてけしていわなかった
あたしと〈愛をする〉といっただけ

あたしは
三っつの場所から順に死んでいくよ
あなたはたぶん
日なたにいるだろうけど
あなたの影はきっと固いよ