『龍三と七人の子分たち』もそうだし、先日観た『0.5ミリ』も老人たちがいっぱい出てくるので何かうれしくなる。正直若いやつらの出るしょんべん臭い映画なんて観てられるかって、ちょっとオーバーだけど、たけちゃんが云ってるように「年寄りよもっとワルになれ」ってのよく分かる。
30ちょっとの若い桃子サクラの安藤姉妹が作った『0.5ミリ』が描くのは老人介護だ!それだけで興味が湧くが、ワケあり老人たちを見つけては、その生活に入り込んでいく押し掛けヘルパー!これがまた良くできたヘルパー、サワの介護放浪記だ!
サワの添い寝に俄然オスを取り戻す寝たきり老人役の織本順吉さん。これぞ介護! 一千万円をこつこつ貯めた孤独な老人が心底望むのは、例えだまされても?人との繋がり…あのアホのサカタこと坂田利夫師匠と117クーペとの取り合わせが面白い! 旧家の元教師、講義に行くと外出するがセーラー服少女の写真集を万引き、目撃されしぶしぶ家に住まわせたサワの入浴を覗く老人役の津川雅彦さん!
姉妹の父親はあの奥田瑛二さん。売れない若かりし極貧の頃、代々木公園で寝泊まりしていた話は印象深く残っているが、代々木公園と言えばおれにも思い出がある。当時好きだったTを背に負んぶし夜中の公園を走り回ったことだ。手さえ握った事のない彼女を、決して前向きじゃないが直接後ろめたい背中でセッショク出来たんだから…!
距離感は0.どころかむしろマイナス…、背中に感じたいはずの彼女の重さは羽根が生えてしまいフワフワ感じられないのだ!

