冬から一気に夏!どっちでもない、ちょうどいいってのがない。日の本アラレ世の慌ただしさに陽気まで急いているが、今年もギタリストの下山亮平くんがやって来てくれた。汗っ臭せえ春にちょうどいいってのを聴かせてくれた。「おしょうしな」—山形の方言で ありがとう—
館林から太田伊勢崎は真夏だよ…とその太田から、ちょうどいいってのを聴きに、これまたちょうどいいってのを持って杜村くんがライブ会場にやって来た。
アイルランドから届いた春の風か、このちょうどいいってやつはヴァン・モリソンの今年3月の新作『DUETS』だ。云わずと知れた下山くんは大のヴァン・モリソン好き、レパートリーにも取り入れている。まだ聴いていないというのでこの新作をプレゼントさせてもらうと、大いに喜んでくれた。
この新作には16曲、ヴァンの旧作から隠れれた作品を16人とのデュエットで鮮やかに甦らせている。中でも惹かれたのが「キャリング・ア・トーチ」withクレア・ティール…フォーク系の爽やかな女性の歌声と、七十を越えてますます深みをます御大とのハーモニーがたまらない。
それにステイプルズのメイヴィスおばさんとの熟成された銘酒同士の絶妙のブレンドのような「イフ・アイ・エヴァー・ニーデッド・サムワン」もう最高!
ジョス・ストーンとのジャージーな「ワイルド・ハニー」、あのナタリー・コールとの「ジーズ・ア・デイズ」もあぁいい。みんな女性だと…だってヴァンと言えば女性でしょ?そんなことで驚いちゃいられません。なんと自分の娘さんともデュエットしているのだ。「ラフ・ゴッド・ゴーズ・ライディング」withシャナ・モリソン…あぁこれはもう良いを通り越してちょっと恐いくらいだ!
