雨に一掃されて、晴れ上がった空は澄み渡り、山肌は一段と鮮明だ。みどりまばゆき目の前を、葉の香りを残して少女たちが通り過ぎて行く。
そのなかに、髪は天に跳ね上がり、ギョロッとデカい目で笑い、グロテスクなまでに分厚い唇で何やらつぶやく、鮮やかな原色のファッションに彩られた、カワイイ少女が踊っている!
心地よく流れる曲に乗って、カラッと明るい歌声のなんと気持ちのいいことか。アンセクシャル、劣情御免摩訶不思議、脱湿っぽさ脱常識脱情念。葉だけじゃなくて幹も隠れた根もあるホント。あまた累々テレビに陳列されるアイドルとは、どこか違った思いをいだかせて余りある、言葉遊びのようなタイトルの曲群。「にんじゃりばんばん」 「なんだこれくしょん」 「おとななこども」 そして「きらきらキラー」などなど。
ひとりカワイイの海を泳ぐオトメ?せまいこころの檻から自由を求める、すがすがしい修行僧?極彩色の曼陀羅絵の中を跳梁するカワイイ邪鬼、いや邪姫だろうか?“きゃりーぱみゅぱみゅ”この発音しづらい名前は呪文の始まりに違いないし、サンスクリットの経文のようにも思えてくる!
カツオはタタキよりサシミがいい。ワサビでいただくマグロもいいが、ニンニクしょうがのカツオのほうが、サカナの生肉を食べているという感じがよりしていい。
きゃりーはカツオがお好き!哺乳類は近過ぎるから。わたしの勝手な想像だが、実際まるごと一匹の鰹を目にすると、食べるよりはるかにオッタマゲルのだ!あれっ、きゃりーの歌はカツオ節?
