セイタカアワダチソウ・・・
何とも長い名前すなわち泡立ち草です。
この季節になると、土手一面に泡立ち草が咲き誇っています。
泡立ち草は芒の生育を妨げるらしいのですが、仲良く共存してほしい、黄色いきれいな泡立ち草を見るといつも思ってしまいます。
母も泡立ち草が好きでした。
「セイタカアワダチソウ」と丁寧に言っていました。
母も俳句をやっていましたが、セイタカアワダチソウを詠んだのかは不明です。
結構、句作に苦しんでいたようです。
けれど一方で私のことを「マリは文章が下手ね」
「ダラダラと書いて、もっとシンプルにシャープに結論に導けないのかしら」などと、いつも言っていたみたいです。
書くのが好きだった母・・・今、生きていたなら、一緒にブログを書いていたかもしれません。
母が旅立ったのは、十月・・・セイタカアワダチソウのきれいな季節でした。
丈高き泡立草も穂を垂らす 山口誓子