色変えぬ松・・・秋の季語です。
秋になると木々は紅葉するのに、松だけは色を変えることなく、深い緑の針葉をつけている。
なるほど・・・こういう季語もあるのか
この秋も、紅葉の中に堂々と緑色した松を見ました。
私だけは、いつまでも若いのよと言わんばかりに、散りゆく寸前の木に囲まれて立っています。
私の小さい時、裏庭に松の木がありました。
たいへん大きな松の木で、町でも有名だったそうです。
けれど、雪国ゆえ危険が大きいので、伐採しました。
それですっきりしたのですが、祖母だけは、長年、恨みがましく言っていました。
「立派な木だったのよ」と。
ただ、俳句の季語としての「色変えぬ松」は、7音もあるのです。
17音しかない俳句で7音も季語に占領されることは、いいのか悪いのか・・・
俳句の作れない私などは、少々助かるような気になりますが・・・
ところで、色を変えないのは松だけではない。
「色変えぬ杉」は季語にならないのかしら?
これを勝手に季語にしたら、何かの法に抵触するのかしら・・・
枯淡などまつぴら色を変へぬ松 鷹羽 狩行