赤い風船 | 夢は小説家ですと本気で宣ふブログ

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文章の世界に魅入られた小娘が、妄想を書籍化しようと奮闘する日記。



「今日の夕飯はなんだ?」くらいの気軽さで、祖父が「知人に彩乃のブログを紹介している」と告げる。更に、「彩乃の隠れファンは多いのだ」と続ける。社長である祖父の知人など、私は謁見に門前払いをくらうのではないだろうか。まったく、閉口してしまう。
 閉口ついでに膨らんだ頬で、期待という言葉を考える。期待は、「膨らむ」と続く。頭の中で赤い風船を膨らませる。日に当たりすぎた花弁のように萎(しぼ)んだ風船に空気が入り、容量を増し、美しい球体を描く。空気を追加すると、表面に緊張感が漂い、終には大きな音をたてて破裂するのだ。期待は膨らみ過ぎると、破裂するのだ。
 祖父よ。刺激してはならぬ。ほらみよ、私の容量の増した腹を。何が詰まっているというのか。
 ああ、堂島ロールのロールケーキか。今日もまた、閉口などと繊細な言葉を知らぬ私は大口開けて飯を食らうのである。期待の入る余地など残さずに、腹を満たすのである。

 兵庫県帰省3日目の今日は、京都旅行です。平等院鳳凰堂と三十三間堂を自らの目で見てみたいのです。
 京都という古都に触れ、五感を刺激してきます。