祈願 向かいの店の店長は占いに長けているらしい。 実際一度占ってもらって、なんとなく合点がいった。だから、その人と話すときはちょっと緊張する。 返される言葉や反応に僅かでも私の愚かさを指摘するような合図はないだろうか。言わないだけで、実は間違った選択をしたことに気付いているのではないか。 警戒しながらも、相談する。 どうせ、人の意見なんて聞き入れないくせにね。 都合がいいもんなんです。神様にだって祈るんです。 ああ、我が人生に幸あれ。