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「翔ちゃん、お誕生日おめでとう」
1月25日、日付が変わった瞬間に届いたメッセージ。
画面越しでも伝わってくる雅紀の弾んだ声が、静まり返った書斎に響くようだ。
櫻井は、書きかけの原稿から目を離し、少しだけ冷えた指先で返信を打った。
その間も鳴りやまない通知音。
でも、それは一切無視だ。
『ありがとう。今年も一番乗りだね』
本当は、直接会って言いたかった。彼のその落ち着かない足取りや、照れくさそうに鼻をすする癖を、目の前で愛でたかった。
けれど、大人になりすぎた俺たちは、お互いの「役割」を全うすることに慣れすぎてしまった。
数日後。仕事の合間の俺の楽屋で、二人きりになる時間が訪れた。
相葉は「これ、遅くなっちゃったけど」と、紙袋を差し出してきた。中には、高級な香水。
「翔ちゃん、最近忙しそうだから。いい匂いで癒やされて欲しくて」
屈託のない笑顔。その瞳の奥に、一瞬だけ揺れる「何か」を見つけて、櫻井の胸は締め付けられる。
櫻井の手が、相葉の肩に触れる。厚いコート越しなのに、そこだけが熱を帯びたように熱い。
「……雅紀」
「ん?」
「来年も、再来年もさ。……一番にメッセージ、送ってくれる?」
柄にもないことを言った自覚はある。
相葉は一瞬、驚いたように目を丸くした後、ふにゃりと眉を下げて笑った。
「もう~、当たり前じゃん。俺、翔ちゃんのストーカーだもん」
そんな冗談で誤魔化さないと、きっと二人とも、溢れ出しそうな「何か」を止められなくなる。
櫻井は、受け取った香水を手首の裏に一吹きした。
鼻先をくすぐる香りは、どこか雅紀の体温に似ていて、切なさが加速する。
守るべきものが増えれば増えるほど、素直な思いと言葉は喉の奥に張り付いて離れない。
「愛している」と言う代わりに、「いつもありがとう」と告げる。
それが、俺たちが選んだ、最も優しくて最も残酷な距離感。
「翔ちゃん、44歳も、よろしくね」
立ち去ろうとする雅紀の背中に、櫻井は心の中でだけ、そっと手を伸ばす。
一年に一度、生まれたことを祝うこの日が、同時に「あと何回こうしていられるだろう」というカウントダウンのようにも感じられて。
窓の外は、凍てつくような冬の空。
櫻井は、相葉が残した香りの余韻に浸りながら、また完璧な「櫻井翔」に戻るためのネクタイを締め直した。
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翔ちゃん、お誕生日おめでとう!!
益々、益々のご活躍をお祈りしております。カッコいいと可愛いが同居してるあなたが大好きなのだ!
(相葉くんが、たとえ、布団乾燥機を贈っていたとしても……、私は挫けない!)
さて、皆様、私、4月の東京、当選致しました。
心も体も震えたよね。歓喜と贅沢にも少しの喪失感に……。
もうね、どんな席でも良い!5人と同じ空間に居られたらと思うのです。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。<m(__)m>