人でなしと呼ぶには 170 | sub rosa

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みどりさんが好きです!

きいろさんも好きです!

そして、とーぜん、5色も味わい深い。

最近、あかさんが伸してきましたぞい!

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事後、ぼんやりと瞳に蒼を映して乱れた息を整える。

まだ日が高い。

はだけたシャツをかき寄せ、手を伸ばし慌ててカーテンを閉めた。

 

刹那で激しい時間は長くは続かなかった。

何せ、ここは櫻井の執務デスクの上だ。

しどけない姿を晒したままではいられない。

 

だが、体内にある熱の余韻が甘く、なけなしの理性を挫くのだ。

 

そっと身を起こせば、とろりと熱いモノが溢れ出し内腿を静かに伝う。

 

シャワーを浴びる時間はあるだろうか……。

 

 

あの子たちを迎えに行かなくてはならない時間がもうすぐだ。

 

背中に手がまわされ、優しく抱きしめられた。

「ごめんな。無理をさせた」

真摯な瞳に見つめられ、今更、頬が熱くなる。

 

「……一緒にシャワーを浴びようか?」

 

無理だ、そんなの無理。

 

あんな狭い空間で二人きり、とてもじゃないが理性が保てそうもない。

 

「ごめん!時間無いから、先に俺、一人で浴びるね!」

 

櫻井を突き飛ばす勢いで、焦りを隠せず相葉は部屋から駆け出すしかなかった。

 

 

 

 

 

慌てて体を流し、ざっと身支度を整えると、いつものように自転車で二人を迎えに行く。

 

幸い、家と職場の間に保育園の空きがあり、二人揃って預けられた、

ありがたいことに櫻井は相葉に仕事をやめろとは言わなかったのだ。

そんな細やかな優しさが嬉しい。

人の気持ちに敏感な彼。

絶大な包容力に揺るぎない信頼感。

 

少し前までなら、望むことすら憚られたものだ。

 

保育園の門扉の前、ふと人影が視界に入る。

自転車を降り、他の保護者かと軽く会釈をして通り過ぎようとした時、声が掛かった。

 

「やあ、君かあ……、フーン、君が例の、あの彼なんだ?」

 

保育園の門柱に背中を預け、胸の前で腕を組み寛いだ様子で自分を見つめる瞳。

眼差しの鋭さと反比例した優雅な物腰に、相葉はハッとして、身構える。

 

なんとなく異国の王子のような風貌と、敏捷さを持つ男。

こんな田舎にはそぐわない。

 

アルファ?

と、思ったが纏う空気が違う。

 

男が不意に顔を近づけ、鼻白む面持ちで顔をゆがめた。

 

「あんた、やばいよ。すげえ匂ってる……」

 

 

 

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またまた、お久しぶりです!!

 

さて、新たな登場人物。

誰でしょう?どんな目的なのかな?

というわけで、新たな展開で進めて行きたいと思っております。

(思うのは自由だもん)

 

十吉さん、届きました!じっくり堪能したいと思います。

 

そして、翔ちゃんのドラマ来ましたねえ!

まるで宛書のような役じゃないですかあvv

超たーのしみ!!