ナチュサボンさんのシャツのボタンを、一つ、二つと外していく。
まったく余裕なんか無い。
俺らしくないのは分かってるけど、性急に彼を求める。
舌を吸い咥内を荒らせば、媚薬である俺の唾液が彼のモノと混じり合う。
瞼をきつく閉じたナチュサボンさんの表情が、切なげに歪む。
ほら、彼だって俺に夢中だ。
この前の涙は、まだ物慣れない彼の無垢さが流させたもの。
けっして、俺のモノになりたくないからじゃない。
「さ、さく、あっん……」
声を上げるタイミングで小さく喉が鳴る。
彼の拙さが堪らない。
とは言え、彼とのキスは最高だ。
この俺様が、我を忘れそうになるんだから。
柔らかい唇から漏れる甘い吐息に、欲望と庇護心の両方が掻き立てられてしまう。
そのどちらがより強いかなんて考えたくない。
邪魔なエプロンの肩ひもを落すと、彼の綺麗なデコルテが俺を誘う。
さあ、どこに赤い華を散らそうか……。
「俺の上に……」
俺がそう言えば、躊躇うというより、戸惑う顏。
ゆっくりと赤く染まる頬に、俺は手を添える。
…熱い。
俺よりもよっぽど熱っぽい。
「そ、そんな。でも、だって俺、重いよ?」
「重くなんかない。羽のように軽いさ……。君の温もりを感じたいんだ」
とびっきりの笑みを浮かべて、そのくびれた腰に手を回し引き寄せる。
俺に抱かれれば、誰でも淫獣だ。
その本性が露わになる。
ナチュサボンさんを汚したいわけじゃないが、多分、俺は彼を俺の元へと堕としたい。
そして、俺は彼と永遠を生きるんだ。
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昨日の地震、ここにいらしている方々はご無事だったでしょうか?
まだ安心とかは出来ませんよね。
少しでも状況等、良くなりますように!
さて、アメンバー申請をぽつぽつ頂いておりますが、一応、お願いとして、一言だけお声掛けをお願いしております。
別にイイねを強要もしませんし、コメも同様です。
ですので、最初ぐらいは一言いただければなあと思っておりますので、よろしくです!