「……実際、そんなには仕事が無いんだよなあ」
相葉は部屋の掃除をあらかた済ますと、綺麗に片付いているリビングを見回した。
仕事を始めた頃ならまだやることはあってそれなりに忙しくすることもあったが、大きな一軒家でもない限り、マンションの一室、それも独身男性の一人暮らしでは出来ることもやれることも限られている。
家政夫として雇われている以上、家事の手抜きはしていない。
掃除も念入りにし、毎日の食事の支度も、ちゃんと手作りを心がけてやっていた。
とは言っても、櫻井は何を作っても美味い美味いと食べてくれるからこそ、相葉も張り合いがあるのだが……。
相葉は壁にある時計を見やる。
午事4時半。
夕食に取り掛かるにはまだ少し早い。
先週初めて、月の報酬を貰った。
結構な額の明細に、相葉は面食らって金額間違いを櫻井に指摘したが、当然といった顏で返された。
『別に、間違ってねえけど?俺にしてみれば、快適に暮らさせて貰ってるからな』
もっと上げても良いくらいなんだけどと付け足され、流石に慌てて首を振った。
今でも、貰い過ぎなぐらいなのに……。
二宮に指摘されるまでも無く、この仕事を相葉はとても気に入っていた。
次の仕事が見つかるまでの繋ぎ。
最初はそう考えていたけど、実は今、特に別の仕事なんか探していない。
そんな気持ちにならないのだ。
何故なら、櫻井と過ごす時間が素直に楽しい。
最近では二人の間の会話も増えて、たまに誘われ、一緒に食卓を囲む時もある。
櫻井は話題も豊富で、相葉を少しも飽きさせない。
ちょっと小難しい内容の話も、分かり易く丁寧に説明してくれるのだ。
自然と笑い声をあげている自分に、相葉は気づいていた。
そんな時はちょっとばかり、一人アパートにいる二宮に対して後ろめたい思いになってしまうけど。
住む世界は違うし、本当なら接点さえないような人。
むしろ出会っちゃいけないような人。
出会ったとしても、決して側にいちゃいけない人。
だって、櫻井はアルファなのだから……。
頭では分かっている。
分かっているのに。
相葉は小さく溜息を吐く。
その時、ポケットのスマホが振動した。
櫻井からだった。
「もしもし?」
『あっ、相葉くん?今、俺ん家?』
声だけで、何故か心が逸る。
「はい」
『良かったー!大事な書類忘れちゃってさ。悪いんだけど、会社まで届けてくれないかな?』
「書類?」
『ああ、書斎のデスクの上に茶封筒があるから。出来れば、なるべく早くにお願い!』
「分かりました。今すぐお届けにあがりますね!」
櫻井に会える。
ただそれだけの事なのに相葉の気鬱めいた気分は、その瞬間、消え去っていたのだ。
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三連休、いつも以上にどたばたしてた!
年末年始もこんな感じなんだろうなあ。。。
さて、実は姉が制作開放席を当ててくれまして……。
行けます!嵐さんの東京ドーム!!
ちょっとばかり、シガラミを取っ払って、何とか、何とか行けそうです。
もう、なんにも見えなくてイイ!(いや、良くはないけど)
嵐さん達と同じ空間にいられるだけで!!
櫻葉あるかなあ~。あると良いなあ![]()
いや、ありがたいことですわ。