東方小説 「闇のスペルカード3」 | 「神のみ」本舗

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理系男子二人(+α)が体を張って実験します。
1 闇万 まずい料理つくります
2 もーり 実験頑張ります

1,2の続きです。

「闇のスペルカード」


2日 14:30 (博麗神社)

咲夜「霊夢、お嬢様を……」

霊夢「ちょっと? どうしたの!! 大丈夫?

咲夜は博麗神社で倒れた。

霊夢「萃香? いるならでてきなさい!

萃香「ん? どうした? 霊夢」

萃香は寝てましたとばかりに寝ぼけながら出てきた。

霊夢「このメイドを神社で見てやりなさい。 私は出かけてくるわ」

萃香「え? おい!!

霊夢はすぐに出て行った。


2日 同刻14:30 (仙界) 

神子「外が騒がしいわね」

布都「様子を見てきますか?

神子「いいえ。 その必要はありません」

布都が(何故です?)と聞く前に青娥が現れた。

青娥「豊聡耳様少し行って来ますわ」

神子「そうですか」

青娥は仙界から姿を消した。

布都「太子様……」

神子「今は彼女に任せましょう」


2日 同刻14:30 (命蓮寺付近)

白蓮「みなさん。 準備はいいですね?

星「はい。 大丈夫です」

村紗「もちろん」

ナズーリン「ご主人。 本当に大丈夫かい?

星「え? 大丈夫ですよ」

白蓮「では、行きますよ。 妖怪が暴れているのは見過ごせません。 小傘はおとなしく待っていてください」

小傘「はい……」


2日 同刻14:30 (妖怪の山)

椛「そこの妖怪ここから先は天狗の縄張りだ!! いますぐ引き返せ!!

ルーミア「そーなのか~?

椛「ふざけているなら、叩き切るぞ!!

椛は戦闘態勢をとった。

ルーミア「へ~、そ~なのか~~?

椛「え!?

ルーミアは一瞬で巨大化し椛を丸呑みした。


2日 14:50 (妖怪の山 はたて家)

「コンコン」

ドアをノックする音が家に響いた。

はたて「どちら様? 今日は何もないはずだけど?

はたては文句を言いながらドアを開けた。そこには椛が立っていた。

椛「はたてさん、ちょっとお話がありまして……」

はたて「? 何? まぁいいわ。 とりあえずあがりなさい。 お茶ぐらいは出すわよ」

はたては一人で完結して、椛に背を向けた。

「ドス」


2日 15:20 (妖怪の山 上空)

文「椛こんなところで何をしているんですか? 持ち場はどうしたのです?

椛「少し報告したいことがありまして……」

文「そうですか。 では、私はこれで」

文が椛に背を向けてどこかに行こうとしたところを、椛が切りかかった。

椛「……」

文「あややや。 不意打ちとは卑怯ですね。 でもあなたでは私に追いつけませんよ」

椛「そうですね。 ですから……」

はたて「私がいるのよ」

文「あやや。 それは聞いてないですよ」

はたて「言ってないもの」


2日 15:50 (守矢神社 外)

早苗「♪♪~」

早苗は掃除をしていた。

早苗「♪♪~~……」

文「警戒心のかけらもありませんね。 さて、中にいきましょうか。 早苗さん」

早苗「……はい」


2日 16:00 (守矢神社 中)

早苗「諏訪子様、神奈子様はおられますか?

早苗が諏訪子と神奈子がいる一室の襖をあける。

諏訪子「なんだい?

早苗「ちょっとお話がありまして……」

諏訪子「話は私が聞くよ。 神奈子は外の奴らを頼むよ」

神奈子「……」

神奈子が不満そうな顔をする。

諏訪子「娘の教育ぐらい自分でやるさ」

神奈子「……そうか。 わかった」

諏訪子と神奈子は目を少しあわせてから神奈子は早苗の横を通って外に出て行った。

早苗「……」

諏訪子「さて話を聞く前に、一発やろうか」

早苗「話が早くて助かります」

早苗「開海「海が割れる日」」

諏訪子「その程度かい?

早苗「まだまだこれからですよ!

早苗「神籤「乱れおみくじ連続引き」」

諏訪子「弱いねぇ。 しかも自分にも被害が出ている。 本当の呪いってやつを見せてあげるよ」

諏訪子「祟り神「赤口さま」」

早苗「え?

早苗は攻撃をすべて受けることになった。

早苗「……ん?

諏訪子「大丈夫かい? 早苗」

早苗「え? あ、はい。 私は何をしていたのでしょうか?

諏訪子の膝の上で目が覚めた早苗はすぐに起き上がった。

諏訪子「なら、続きをしようか……」

諏訪子から黒いオーラがでる。

早苗「え? どういうことですか? せ、説明を」

諏訪子「土着神……」

神奈子「終わったぞ」

神奈子が諏訪子のスペルカードを言わせる前に入ってきた。

諏訪子「じゃまするなよ~」

神奈子「もう終わってるだろ? 早苗がテンパって気絶してる」

諏訪子「ありゃりゃ。 そっちはどうだった?

神奈子「その辺の天狗をやっつけてきた。 妖怪の山には今はいないだろう」

諏訪子「ふーん」


2日 15:00 (人里)

白蓮「……魔理沙さん。 貴方もですか……」

魔理沙「お前には関係ないことだぜ!!

白蓮「そうですか。 関係ないことですか……」

魔理沙「魔砲「ファイナルスパーク」」

白蓮「魔法「マジックバタフライ」」

白蓮「魔理沙さん。 あなたの魔法は荒削りすぎです」

気絶している魔理沙に白蓮は離しかけた。

村紗「聖。 あらかたいた妖怪は退治しましたよ」

白蓮の元に、村紗、一輪、星、ナズーリンがかけつけた。

白蓮「今頃、博麗の巫女も動いてるでしょうし、私たちは里を見張りますよ」


2日 同刻15:00 (博麗神社付近)

霊夢「あんたが今回の黒幕ね! 私の勘がつげているわ」

ルーミア「……闇に落ちればいいのだ」

ルーミア「闇符「ディマーケイション」」

霊夢「そんなのに当たるわけないじゃない」

ルーミア「そーなのか?

霊夢「!?

いきなり闇が霊夢の目の前にあらわれて霊夢を拘束した。

霊夢「何なの? これ? 普通の闇じゃない?

霊夢は体を拘束され、力で振りほどこうとするがほどけない。

ルーミア「これで終わりだね。 闇符「ダークサイドオブザムーン」」

霊夢「ちょっ!?

霊夢の目の前でスペルを発動され、霊夢はもろに直撃した。

ルーミア「アハ。 アハハハ」

霊夢「…………」

ルーミア「これで私の勝ち。 すべてを闇にするのは時間の問題なのだ♪」

霊夢「…………っ

ルーミア「お目覚めかな~。 あはは」

霊夢「…………何勝手に終わりにしてるのかしら?

ルーミア「??

霊夢「弾幕ごっこって知ってる?

ルーミア「?? ここでの遊びだろ?

霊夢「そうよ。 ……それはね…………私が勝つまで繰り返されるのよ!!

ルーミア「はぁ!? そもそもなんで私の闇がきいていない??

霊夢「それはあんたの闇はすべて私の中には入らないように結界をはっているからよ。 あんたの攻撃を何回受けても私は負けないのよ」

ルーミア「そんなの結界を破壊すればいいだけだ!!

霊夢「出来るかしら?

霊夢は身動きを縛られた状態でもドヤ顔で言ってのけた。


2日 15:30 (博麗神社付近)

ルーミア「ハァ……ハァ……ハァ……」

霊夢「そろそろ諦めたら?

ルーミアは何十回と霊夢を攻撃し、霊夢はそのすべての攻撃を受けつづけた。 (そろそろ縛りが弱くなってきたわね)と霊夢は分析しつつ、機会をうかがった。

ルーミア「黙れ!! 月符「ムーンライトレイ」」

霊夢「…………」

霊夢は(やっぱり当たるのは地味に痛いわね)弾幕をまともに受けながらそんなことを考えていた。

ルーミア「……ハァハァ」

霊夢「今!

霊夢は力を思いっきりこめて弱まった闇の輪をちぎった。

ルーミア「!?

ルーミアは慌てて、霊夢の拘束および身の守りをしようと回りに闇を撒き散らしたが、

霊夢「遅い!! 霊符「夢想封印」」

ルーミアは霊夢の弾幕をもろに食らって気絶した。


2日 15:40 (霧の湖)

大妖精「……チルノちゃん」

チルノ「どうしたの? わかった!! なにか悪いものでも食べたんだね」

大妖精「違うわ」

チルノ「じゃあ、暇だから遊びたいんだね!!

霊夢「違うわ」

チルノ「うわぁ! どっからあらわれたの?

霊夢「普通に飛んできたわ。 それよりそこの妖精は危険よ」

チルノ「大ちゃんは危険なんかじゃないよ。 今はちょっと変だけど」

霊夢「その変が重要なのよ」

チルノ「わかった。 じゃあ大ちゃんと弾幕勝負すればいいんでしょ?

霊夢「ええっと、まぁ勝てばいいわ」

チルノ「そうと決まれば勝負だ!

大妖精「いつでもいいよ」

霊夢「そこの妖精は任せたわ。 負けるんじゃないわよ!!

チルノ「あたいは最強だから負けるわけないじゃん!!

霊夢は飛んで紅魔館に向かった。

チルノ「悪い菌は凍らせればいいんだよ!! 凍符「パーフェクトフリーズ」」

大妖精「遅いよ。 チルノちゃん」

大妖精はチルノの後ろに回り込んで弾幕を放った。

チルノ「大ちゃんこそそんな弾幕とまって見えるよ!!

大妖精「…………実際凍ってとめられてるけどね」

チルノ「そこに気付くとはさすが大ちゃん。 じゃあこれはどうかな! 氷符「ソードフリーザー」」

大妖精「え?

チルノ「いっくよ~」

チルノのソードを真剣白刃取りしつつ、

大妖精「弾幕勝負じゃなかったの?

チルノ「あ、そっか」

大妖精「え? ええぇぇーー」

氷のソードは体温でとけてすべる。

大妖精「あ!

そのまま大妖精の頭に直撃するのだった。


2日 16:00 (紅魔館)

霊夢「到着っと……」

霊夢は紅魔館の中に入っていった。 途中で妖精をスルーしてきたが、(問題ないだろう)と思いつつ中に入る。

霊夢「……誰も出てこないわね」

霊夢はゆっくりと奥に入っていく。

「……カツン……カツン」

誰かの足音が近づいてきたのを霊夢は聞きとり警戒する。

霊夢「出てきなさい!!

???「あら、霊夢じゃない」

霊夢「あんたは弟子入りしたいとか言ってきた仙人!?……それに……」

青娥「ここはもう終わったわ」

青娥はレミリアの首をもち片手で持ち上げていた。

霊夢「そいつの妹はどうしたの?

青娥「まだ魔法使いとともに地下にこもっているんじゃないかしら」

霊夢「どうして、あんたがここにいるの?

青娥「ここの妖怪が私の芳香に手を出したから。 ここの主人も同罪だわ。 でも、霊夢もきちゃったことだしこれでおしまいにしておくわ。 後は任せるわ」

青娥はレミリアから手を離した。 レミリアは当然のごとく床に落ちた。

霊夢「気絶しているのね」

青娥「そうね」

青娥は霊夢の横を通り過ぎて紅魔館から出ていった。

黒幕はもう片付けたから、これで異変解決かしらねと霊夢は考えた。



あとがき

 やりたいことは書いた。 以上(キリ)