4月のブログでチラッと触れましたが…
エスプリドッグでは現在子犬の血統書を、子犬を譲り受けて下さったオーナー様にお渡ししておりません。
それは血統を伝えないとか、お見せできないということではありません。
自信を持って交配し、繁殖した子犬達ですので。
日本では血統書、それも同じケネルクラブ発行の者同士なら必ず血統書は申請出来ます。
という事は繁殖に熟知していない方でも交配、出産をさせることができると言うことです。
どんなに血統の良い犬同士でも、ここは組み合わせてはならないという場合もあります。
遺伝性疾患検査を受けていれば問題ないのか…
いやそれは違うと思います。
調べられない項目もまだまだ沢山あるので。
ブリーダーがその犬種のルーツを知り、その個体の過去を知る。それが大事だと思っています。
お客様に自分の繁殖した犬の事を聞かれた時どんな事でも答えられるか…
それが出来て初めて繁殖できると思っています。
エスプリドッグに問い合わせて来てくださるお客様は殆どペット譲渡を希望されるので血統書については説明した時納得してくださっています。
近年獣医さんの考え方も変わってきたようで、
去勢、避妊はあまり早くせず一歳を過ぎてから…という獣医さんもいらっしゃる。
そこはお客様が信頼されてる獣医さんと話し合い決める事だと思います。
また、どうしてもお腹を切ったりするのは…と、躊躇される方もおられます。
その場合はコピーをお渡しさせていただいています。
コロナ禍でペット需要が増え、沢山の犬や猫が家族として迎えいれてもらっています。
中には自分で産ませてみたいとか、繁殖希望される方もいらっしゃる。
エスプリドッグとしては、大切に守ってきた血筋の子を、知らない血筋の子と交配されては困ります。
なのでトラブルにならないよう、初めから
●血統書原本はお渡ししません。
●去勢、避妊確認後原本をお渡しします。
●どうしても避妊去勢されない場合はコピーをお渡しします
という説明をさせて頂いております。
エスプリドッグから巣立っていった子達が
きちんとしたルーツを持った子達であり続けたいと
そう願っているからです…
なんか重い内容でしたが…
読んでくださってありがとうございます