マノンについて書くよ
来月8歳になるマノン
彼女との8年前の出会い
あるブリーダーさんのところで当時はまだまだ本当に数が少なかったミディアムが生まれたと聞きすぐに会いに行きました
5匹だったかな?兄妹の中で1番大きかったマノンに一目惚れして譲ってもらう事に…
しかし、両親の毛色が聞いていた毛色と違っていて
少し迷う…
そしてさらに上顎の奥歯の歯肉が異様な形をしていたことに気が付きそこでさらにまた迷う。
私はブリーダーだから将来繁殖するからとにかく色々気になって仕方がなかったの。初めて扱うミディアムだから。
ちょっとそのブリーダーさんとも気まずくなってしまって…
基本そういう場合は違う犬に交換となるのでマノンを返さなければならない。
でもね
もう1ヶ月以上我が家で育ててしまったので手放す事がちょっと出来そうも無い。
そんなこんなしてるうちに東京の某有名ワンコの歯医者の予約が取れた。
マノンの歯と歯茎を診てもらうために、リュックで前抱っこして電車乗り継ぎバス🚌に乗ってた時。
ある停留所から3歳くらいの男の子とママが乗って来たのね。
その男の子はママが座りなさいと言っても嫌だと逃げ回る…
そのうちママが子供に手をあげる…
子供はギャンギャン泣く…
その虐待のような光景に私も他の乗り合わせていたお客さんもどうして良いかわからない…
そんな時走ってママから逃げて来た男の子が1番後ろに座る私にドンってぶつかって来た。
その時男の子は抱っこされてるマノンに気がつく…
触っても良いよ…
と言ったけど、恥ずかしそうに一つ席を開けて座り
チラチラとマノンを覗く…
マノンもリュックのチャックのところから顔出したり引っ込めたりして男の子に興味深々で遊んでる
とうとうその男の子は降りるまで静かにずっと一個隣の席に座ってマノンと遊んでた。
それで私は確信したの。
あーこの子には人を癒す力があるんだって。
泣きじゃくってた男の子を一瞬で笑顔に変えてずっと相手をしてくれてたマノン。
だから歯医者さんでどんな診断受けても受け入れようって思った。
結局歯並び問題なく、奥歯の歯肉が盛り上がってるのはミディアム、ミニチュアなど小さい犬種では普通のことだとわかりました。
まだまだ勉強不足だった私にマノンが色々教えてくれた。
そしてマノンはほとんど吠えることが無く、穏やかで老若男女誰にでもよく懐つき、大きいワンコでも猫ちゃんとも上手に遊べる素敵な女の子に育ちました
