先日のニュース
この何年か、え?あの人が?と思うような訃報が多いなと感じるのは
私だけだろうか?
つい先日も声優のTARAKOさんが亡くなったニュースが。
ショックを受けた方は、多いよね。
私も衝撃。
まだお若いのに・・・・。
ちびまる子ちゃんの作者のさくらももこさんが亡くなった時には
あまりにも早すぎる死に、
むしろ実感が湧かなかったほどだった。
さくらももこさんは私とほぼ同い年。
改めて調べてみたら、私の方がひとつ上。
ももこさんの描くまる子ちゃんと周りの世界は
まんま、私と、私の子供時代の世界だった。
初めてテレビでまる子ちゃんを観たのは25歳のとき。
面白くて懐かしくて、ちょっと切ない気分。
あの頃はまさかこんなお長寿番組になるとは思わず観ていたよな~。
(じつはわたし、小学生の低学年のときには、西城秀樹が好きでした。
ほどなく、ひろみ郷に変わったんだけど。)
まる子ちゃんは二人姉妹の次女で、私も次女。
漫画の中で、
まる子ちゃんのお姉さんの、優等生的でちょっとドライな感じ、
そして、
「まるこ~、あんたって子は、ホントにだらしないんだから‥‥」と、
あきれたような声で言われるあの感じ、
さらにそこへ時たまお母さんの声も入り、
ダブルパンチで、
小言を言われるというのは、
まさに、子供時代の私そのもの。
子供時代の私は家族の中では一番年下。
(4人家族で、両親、姉妹。私は次女)
必然的に私は、常に家族の中で一番「出来ない子」なわけで、
たぶんそれは、私の劣等感の元になっていったと思う。
家族中、誰も気づいていなかったと思うけど。
わたしは「愚図でのろまな亀」だった。
本当にそうだったかもしれない、
そうじゃなかったかもしれない、
わからないけど、
少なくとも私は長い事、そんな風に、自分の事を思っていた。
50年近く経った今でも
あの気分を思い出す。
どん臭くて駄目な自分。
無力で惨めな気分。
母も姉も私をかわいいと思っていたと思うし、
母は私を猫かわいがりするようなところがあったから、
愛されていないとは思っていなかったけど、
でも劣等感は別物だったわけ。
その気持ちは、
私のその後の人生に、良くも悪くも、
少なからず影響を与えたと思う。
何が良くて何が悪いのかは、分からないけど。
きっと誰しもが、
そんな風に
子供の頃からの何かを引きずって
大人になっているんだろうな。
かくいう私だって、息子に対して、
全く無自覚な言葉や行動で、
彼を傷つけたり、
押さえつけたりしてきているのだろうと思う。
ああ~、息子よ、
ごめんなさい。
そんな愚かな母を許してほしい。