Tokyo Dome City Hall ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~ | ANNEX324

ANNEX324

都内在住30代。買いものや観劇の記録など

 

名だたる刀剣が戦士の姿になった刀剣男士を収集・育成・強化し、歴史改変を目論む敵を討伐する、大人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(DMM GAMES/Nitroplus)を原案とした、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ。
2020年3月に、新型コロナウイルスの影響により2020年3月21日(土)~3月26日(木)まで7公演のみ上演となった「静かの海のパライソ」が、いよいよ再始動いたします。
今回は、東京・福岡・大阪・宮城と4都市での上演が決定し、公演スケジュールとチケット情報の詳細も公開いたしました。
鶴丸国永、大倶利伽羅、浦島虎徹、日向正宗、豊前江、松井江の6振りが刀剣男士の使命と向き合い、苛烈な戦いに挑む本作に、どうぞご期待ください。

 

 

 

コロナ流行初期にゲームを始めて足を踏み入れた刀剣乱舞の2.5世界、ミュージカルの方はこのパライソが初生観劇。

取れない取れないと噂の刀ミュチケットといえど、刀ステと同様この時期は倍率下がるようで結果的にTDC公演には2回入ることができました。

第2バルコニーだけどTDCは直角席でない限り普通にどこでも見やすい、なんなら1階後方よりバルコニー席の方が見やすいので席運も悪くなかったです。

 

今回は出陣先が島原の乱、隠れキリシタンの話なので、刀ステの方の綺伝(細川ガラシャの話)と「キリスト教」でリンクしていて、公演時期が近いだけに何か意図があるのかな?と思いました。

 

島原の乱は普通の時代劇で主題として描かれることもなかなかないから、刀剣男士という圧倒的主人公格がいてこそ、普段描かれることの少ない歴史的事件にスポットが当てられるのはこの作品ならではだなと思います。

単なる信仰の自由を求めた戦いなのではなく、色々な思惑が絡んで悲劇に繋がったということが丁寧に描かれていて、辛い話ですが面白い脚本でした。

個人的にはせっかく殺陣の達人、中村誠治郎さんを使うのにこの役どころだともったいないなとは思ってしまいましたが…。

 

私の推しは立花裕大さん演じる豊前江なのですが、生で見ると笑っちゃうくらい顔が整っててスタイルがよくて、まさに豊前江。

松井江役の笹森裕貴さんの儚げな美しさとハスキーな声のギャップもいいし(ソロ曲すごく好きです)、枢やな先生の画そのままみたいな日向正宗役の石橋弘毅さんもよかった。

あと、こういう話で明るく素直で何も知らない立場の役どころって下手するとぶりっこっぽくなりすぎて鼻につくこともあるのですが、浦島虎徹役・糸川耀士郎の塩梅は絶妙。

そしてやっぱり大倶利伽羅役の牧島輝さん、鶴丸国永役の岡宮来夢さんの安定感と力量はさすがでした。

二人ともレミゼのアンジョルラスにいつかぜひ(前もそんなこと言ってました