捨てるもののそばには
必ず
「残るもの」
「残すもの」がある
たとえ
すべてを失った、と
思うことがあったとしても
自分の身体や命は
残っている
つきつめれば
自分の命以外は
捨てることができる、
とも言える
何かを捨てられないと
悩むとき
あの人との関係性が
壊れるのが怖いとき
「私は、こんなにも
これを、
あの人を、
大事にしているんだ」
と
つぶやいてみる
すると
いままで執着していたものが
急に色あせて
見えるかもしれない
大事にしたい想いが
改めて自分の中に
あふれてくるかもしれない
捨てることの本質は
大事にすること
何でもかんでも
集めるだけで放っておいたり
誰にでも
いい顔をしたりするのは
実は
物にも
人にも
自分にも
失礼な行為なのだ
捨てることは
自分の「大事」を
クリアにするために
必要なことなのです
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