「コネクトブックokitama」の
活動を始めてから
これまでにも増して
いろいろな方のお話を
伺う機会があります。
そのときに
よく出てくるのが
「以前やっていたことが
今は、やる人が減って
できなくなった」
ということばです。
地域のお祭りなどでも
よく聞くことですね。
現在、日本の人口は
全体的に
急激に減っています。
同時に
年齢を重ねた人の割合が
どんどん増えて
子どもや若い人が
どんどん減っています。
ですから
「これまでと同じようにやる」
という考えでは
立ち行かなくなるのは
当たり前なのです。
人間は、基本的に変化を好まず
同じ状態でいることに
安心感を持ちますので
「これまでやっていたこと」
を、同じようにしていけば
ラクですし、安心します。
でも
それができなくなっている
もしくは
同じようにできなくなることが
予想される場合
「そもそも何のために」を
問い直す必要があります。
はじめた当初は
意識されていた「目的」が
同じことを
くり返しているうちに
意識から薄れていって
「こうすればいい」という
方法だけが残るのは
よくあることです。
やること、だけが
目的になって
「何のために」が
なくなってしまうのです。
物事を変えるには
エネルギーが必要です。
同じことをくり返しているときは
エネルギーが少なくて
済みますから
変えたくない、と思うのは
当然です。
でも
”物理的に続けられない”
”問題が生じている”
など、
変わらざるを得ない事態が
起こっているということは
「それ、何のためにやっているの」
と
目的自体を
問い直すチャンスが来ている、
ということ。
続けるか、やめるか
その議論の前に
「何のために」を
改めて意識するのは
現在、多くの場面で
必要になっているな、と
日々感じています。
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