私が住んでいる
山形県置賜地域には
桜の名所が
数多くあります。
中でも
ローカル鉄道の
「フラワー長井線」沿線にある
桜の名所をつないだ
「置賜さくら回廊」という
観光ルートでは
毎年、様々な企画が
用意されています。
☆置賜さくら回廊公式HP
https://www.okitama-sakura.com/
春の東北地方は
いろいろな花が
一斉に開くので
どこを見ても花が咲いていて
とても幸せな気持ちです。
その中でも、やはり
桜が咲いているのを見ると
特に嬉しく感じます。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『じいじのさくら山』
松成真理子
白泉社
「ちびすけ 桜 見に行こう」
じいじはいつも
おれに言う
さくら山のさくらの木
うれしいことがあるたびに
じいじは桜を
こっそり植えた…
じいじが植えた桜の木は
枝が空に届きそうなほど
成長しています。
うれしいことがあるたびに
桜の木を植える
それが、長い間
続けられてきたことが
木の成長からもうかがえます。
うれしいことの中には
きっと
孫の誕生もあったことでしょう。
孫と二人で
さくら山に出かけ
一つひとつの木にさわって
木にあいさつをする、じいじ。
いつしか、孫の方が
走るのが早くなっていき
ある年の雪の日
じいじが病気になりました。
桜が咲くのは
1年に一度。
あと何回、この桜を
見ることができるだろう
そう思うようになったのは
今から7年前
初めて、義理の両親と夫と4人で
「置賜さくら回廊」を
巡った年のことでした。
大切な人と一緒に
花を愛でる
それができるのは
幸せなことなのですね。
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