義母が入院してから
少しずつ、
今までのことを
ふり返りながら
整理しています。
2018年4月の記事を
再掲します。
・・・
「こんなに無くなってるなんておかしい！！」
夕食を作っていたら
２階で義母が
夫に訴えているのが聞こえて
夫がとりなしているようなのだが
訴えの勢いが一向に止まらない。
夕食の準備が一段落してから
「なになに？どうした？」
と、聞きに行ってみた。
どうやら義母は
以前あったはずの
化粧品がなくなっている、
と訴えているらしい。
その両手に
化粧品は持っているのだが
「これは違う！私のじゃない！」
と言う。
そうかあ。
なくなっていて
びっくりしたんだね。
「さとこさんが間違って
持っていったんじゃないかと思って！」
そうかあ。
私の化粧品はこれだよ。
見る？
これと、これと、これと、これと･･･
お母さんの、あった？
「違うなあ･･･」
そうかあ。
私のはこれで全部だよ。
一緒に、
お母さんの化粧品を見てみようか。
で、二人で1階の洗面台に行き、
義母の化粧ポーチを見たら
あらまあ
ボーチがすっかり
空になっている。
どうやら以前、
「片付けたいモード」になったときに
もういらないと思って
捨てたか何かしたのだろう。
それはすでに
義母自身は記憶していないので
「きっとお母さんが捨てたんだよ！」
なんていっても
全く無意味。
だから言わない。
今、義母にとっては
「私の化粧品が、
いつの間にかなくなっている」
それだけが真実なのだ。
おかしいねえ。
びっくりしたんだね。
「そう。今朝見て、
ないなあと思ったんだけど、
出てくるかなあと
思ってたんだけど。
夕方になっても
空っぽだから･･･」
そりゃそうだ、
と思いつつ、
今日はこれが気になってるんだなあ
と思って
ここにあるかもしれない、
と言いながら
物置を探す義母に
ちょっと付き合ってから
そろそろ夕ご飯だよ
と声をかけると
「いらない。」
と言う。
わかった。
じゃあ用意だけしておくね。
そう言うと
義母は
物置からいろいろなものを
引っ張り出して
本格的に片付けはじめた。
やっぱり今日は
片付けモード(^0^;)
私は夫と義父と一緒に
夕飯を食べながら
義母が来たらすぐに
食べられるように、
食卓の義母の席に
食事を用意しておいている。
30分後
気が済んだのか、
片付けが終わったのか
義母が食卓にやってきて
猫の世話をしてから
夕食をぺろりと食べました(*´∀`*)
人には、
その人だけの世界がある。
その人にとっての真実がある。
こちらの理屈で
否定するのは簡単だけど
何を見ているのか
何を見たいと思っているのか
少しだけ、側にいって
耳を傾けるだけで
お互いのストレスが軽くなって
楽になる。
義母と一緒にいる時間
本当にいろんなことを
教えてもらっています。
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