以前は
教室の子どもたちに
毎日毎日、絵本を読んでいました。

私が絵本を選ぶときに
思い浮かべるのは

子どもたちの顔でした。

教員を辞めて
子どもたちに読む機会が
なくなったとき

ほとんどの絵本は
譲ったり、処分したりしましたが

どうしても
手放せない絵本が
私の本棚に残りました。

それは、つまり
「私のため」の
本だったのです。

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今回ご紹介する絵本は、こちら。

BROOCH ブローチ
文 内田也哉子
絵 渡邉良重
リトルモア




細かいモノトーンの線で
描かれた絵の中に
ところどころ加わった色たち

美しい装丁に惹かれ、
開いてみると

その装本にびっくり!!

トレーシングペーパーのような
薄い紙が
なんと68枚も・・・


こんな絵本、初めてです。


下に描いてある
絵や文字が透けて見えたり
数枚重なると見えなかったり

その不思議な雰囲気に魅せられて

ページをめくると

「どこにでもあるようで
どこにもないもの
必死に探す」

そんな、
短いけれども 

心に ズン と
響くようなことばたちが
つづられています。

そして


大胆な構図と
繊細な線の絵が
次々と現れ

一度見た後に
また開きたくなる


しばらくたってから
改めて開くと
また新しい気持ちになる



これは、

子どもに読み聞かせるための
ものではなく

私が
私のために 
欲しい、と思える

そんな絵本なのです。

 

 

 

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