ずっと、人を頼るのが苦手で

一人で何でもできるのが
いいことだ、と思っていました。


25年間続けた
学校の教員を辞めて

認知症と老人性うつ病と診断された
義母の介護をしようと思ったのも
 

私が時間をかけて
義母に対応すれば
きっといい方向に行く

 

そう考えたからでした。

 


実は、

 

私が義母に対してやってきた方法
それ自体は、間違っていませんでした。


教育現場や相談の現場で
やってきたことや
心理学を活用しながら
行ってきたことが

そのまま義母にも応用できたので

 

何をすれば効果的なのかが
クリアにイメージできていたのです。

 


ところが、そこに

大きな落とし穴がありました。

 

 

私は

 

「私だけががんばればいい」

 

と思って

義母のいろんなことを
一人で引き受けようとしてしまいました。


夫は毎日仕事に行っているし

私は家にいるんだから
私が全部やらなくちゃ

おとうさんはいつも
おかあさんのことを怒鳴るから

2人だけにならないように
私が間に入らなくちゃ


福祉課に行って相談するのも
病院に行ってドクターと話すのも
薬局に行って薬をもらうのも
家の中でバランスをとるのも
家事をするのも

私がやらなくちゃ…

 

 

そう思い込んで

 

夫には「大丈夫だよ」と笑って
泣き言も口にせず

 

とにかく一人で
がんばれば がんばるほど

 

義母の状態が
どんどん悪くなっていきました。

 

どうして?
こんなはずじゃないのに
どうすればいいの?

 

そのときは
八方塞がりな気持ちでしたが


今となっては
なぜそうなったのかが
よく分かります。

 


私は、義母のことを見ているようで
見ていなかったんです。

 

自分がいいと思った方法に
義母を当てはめようとしていました。
 

さらに

一番頼りになる夫にすら
気持ちを話すこともなく

自分の感情にも
目を向けず

 

 

「がんばらなくちゃ」
「がんばらなくちゃ」

 

と、ガチガチになっていました。

 


これでは
義母は、かえって
不安が強くなります。

実際、どんどん私に
依存するようになりました。
 

例えば私が
近所のスーパーに
買い物に行こうとしても

「どこに行くの…行かないで…」

と、泣いて引き止められ

その姿を見て義父が怒鳴る、という
悪循環の日々。

 

 

これらの経験から
私が学んだのは


一人でがんばるのは
とにかくやめたほうがいい

 

誰にとっても
いいことがない


ということです。

 

 

自分自身が、苦い思いをしてきたからこそ

伝えられることがある
 

私は、そう思っています。

 

 

 

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