地元の中学校の図書室に
週1回、通いはじめて

3か月目に入りました。

 

図書担当の先生と
いろいろ相談しながら

まずは図書室の整理からはじめ

 

並行して、
いろいろなことを
試してみています。

 

その中の一つが

 

「ご意見ください」

 

です。

 

 

整理をはじめたころすぐに、
図書室によく来てくれる
2年生の生徒さんに

 

どんな図書室だといいな、と思うか
質問してみました。

 

すると、いろいろ話してくれたあと、


「私だけの考えじゃなくて
図書室に来るほかの人にも
聞いてみるといいですよね」

 

と言われ、

確かに!と思いました。

 

 

そこで早速

名刺サイズの紙を数枚と
小さなかごを用意して

 

こんな表示をつけました。

 

*********

 

『ご意見ください』

 

図書室をもっと
使いやすくするために

こうだったらいいな、
こんな本が欲しい、
などのアイデアを
ぜひ教えてください。

 

名前は書かなくてもOKです。


********

 

そして、例として


私が希望している

 

「図書室にソファーがほしい」

 

とカードに書いて、


見えるように
かごの中に置きました。

 

 

ただ

その中学校では
図書室を利用する人が
本当に少ないので

 

実は、あまり
期待していなかったんです。

 

 

そして、次の週に
図書室に行ってみましたら

 

かごの中に
文字の書かれたカードを発見!

 


「 ◯◯(書名)が欲しいです。
図書室をきれいにしてくれて
ありがとうございます」

 

 

うわあーーーー!

書いてくれたーー(´;ω;`)ウゥゥ


もう嬉しくて嬉しくて
担当の先生に報告して、
アイデアを出してくれた生徒さんにも
お礼を言って。

 


そうしたら、その後も
ちょこちょこと

 

「△△シリーズの続編がほしい」

 

「図書室専用の消しゴムがほしい」

 

「◇◇(本のジャンル)について
もっと別の本があるといい」

 

「もっと文庫本を増やしてほしい」

 

 

などなど

ご意見カードが
書かれるようになりました。


そこで

 

せっかくこうやって
書いてくれたのだから
お返事を書きたい!と思い

 

夏休みに担当の先生と相談。


 

いただいたカードへ
1枚1枚返事を書いて

 

「ご意見ありがとうございます」


と表示したコルクボードを
図書室入口の壁に設置して

図書室に来た人に見えるように
カードたちを貼っておきました。


イメージは
よく、スーパーマーケットなどに
設置されている

「お客様の声」の掲示板です。

 


それぞれのカードには
名前が書かれていないので

 

この意見について
もうちょっと知りたいな、
と思うときは

 

カードの返事に

「よかったらもう少し詳しく
教えてください」

 

と書いています。


これを書いた人が見てくれたら
また新しいカードに
書いてくれるといいな、と。

 


現代において


ここまでまどろっこしい
コミュニケーションをするの?

 

と思うくらいの
ゆるいつながりですが


すぐに反応が返ってきたり
拡散されたりすることが
大多数になっている社会のなかで

 

こんな風に、
あえて、アナログで時間がかかる
ちょっと変わった関係性が
あるのもいいかもな。

 

 

 

図書室は
誰でもない、生徒たちのものですから

 

こうやってアイデアを
いろいろ出してくれるのは
すごく嬉しいし

 


私がこの学校に入りこんだ
大きな目的である

 

自律(自分で考え、決めて、行動する)

そのままつながる、と
考えています。


2学期に入り
やっと、やりたいことの
スタートラインに
立てたような感じです。

 

 

 

 

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