認知症の義母は、

 

「家に全然お金がない」

「夕飯のときの米がない」

 

などの妄想が始まって
不安が強くなると

 

 

「どうするんだ」

「このままじゃ困るでしょう」

「私の実家に電話して」

「警察に連絡して」

 

などなど言い出します。

 

 

以前は

短い言葉なら理解していたので

 

あるよ
大丈夫

 

などと反応していましたが

 

もう既に、1分前の記憶も
定着しませんので

 

何を言われたとしても

「お金がない」

「米がない」のくり返しです。

 

しかも

こちらが反応すればするほど
興奮していきます。

 

ですので


同じ部屋にいたとしても

私は一切反応しないようにして
基本的に放っておきます。

 


そうすると

一定時間は

あの手この手で
なんとか私を巻き込もうとします。
 

これがなかなかのものでして(;^_^A
 

私が反応しやすそうな言い方を
どんどん繰り出してくるんですよねえ。

 

 

「聡子さんはお金もってないの?」

「米を買ってきて、お願い」

「なんにもしないなんて
ひどいじゃないの」

「私は足が痛くて動けないのに…」


などなど。

 

 

そこでも私は一切反応せず

 

ヒーリング音楽を
ワイヤレスイヤホンで聞きながら

黙々と作業を続けます。

 

 

 

そうすると

私が反応しないので

”のれんに腕押し”状態となった義母は

 

 

「しかたないよね。
ないものはない、もの」

 

などと言って
 

本を開いて見始めたり
棚の整理をし始めたりします。

 

私がかかわるのは、そのタイミング。

 

「お母さん、お茶飲もう」などと
義母が喜ぶことに誘い
そこで初めて義母に注目します。

 


すると、義母は既に
少し落ち着いているので

 

「米はあるの?」

と不安を口にしたとしても
 

あるよ、というと

すんなり納得するのです。

 

 

しかも

お茶やお菓子が目の前にあるので


「おいしいね」

と食べて
さらに落ち着く。

 

 

 

大声をあげて
義母に言い聞かせたりしなくても

本人自身が気持ちを
整えていくのです。

 

 

 

これは「行動心理学」の手法を
使ったやり方です。


「反応しない」のは
無視することではありません。

 

ヒートアップしている状態には
注目せずに
本人自身が落ち着くのを
待つためにやること。

 

そして

落ち着いたときに
すかさず注目するため。

 

つまり

注目するためのタイミングを

待っている状態なのです。

 

 

 

*私が義母にやっている対応は
基本的に、教育現場で培った
心理学の手法を応用しています。

 

今回のような、
行動に注目する方法について
興味があるかたは
メッセージをください。
 

ご希望の方が一定数
いらっしゃるようでしたら
まとめてお伝えする方法を
考えてみたいと思います。

 

 

 

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