周りと同じことをしているのは
ハッキリ言って「ラク」です。
自分で考えなくてすむからです。
でも
自分で考えて
工夫して
生み出すことには
「ラク」を遥かに超えた
楽しさがあります。
何を選ぶか決めるのは、自分。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『ウエズレーの国』
ポール・フライシュマン 作
ケビン・ホークス 絵
千葉茂樹 訳
あすなろ出版
ウエズレ―は、
町のほかの子とは違っていた。
ピザもコーラも、大っ嫌い。
サッカーなんて、ばかばかしい。
この町では、家の形はどれも同じ。
「自分だけの、かっこいい隠れ家があったらなあ」
そんなウエズレ―の望みは
夏休み中の自由研究で
カタチになっていった…
元々、周りと同じことをするのに消極的で
両親からも
「一人だけはみ出してる」
「浮いている」
と思われていた、ウエズレ―。
夏休みに、
これまで学んだことを活かして
自分だけの作物を育て
自分だけの文明を作ろう、と思い立ちます。
新たに耕したウエズレ―の庭の畑には
誰も見たことのない
作物が育ちました。
ウエズレ―は、その実を食べ、
根を調理しました。
作物の茎からとった繊維で
帽子や服を作り、
種を砕いて油をとり
日時計をつくり
自分だけの時間をつくり。
ウエズレ―は自分の庭を
「ウエズランディア(ウエズレ―の国）」
と名づけます。
ウエズレ―が生み出していくものは
おいしそうで
気持ちよさそうで
楽しそうなものがたくさん。
なかなかの規模で展開しているので
「こんなの無理だよ」と
思われるかもしれませんが
すごいな
楽しそうだな
やってみたい
ちょっとでもそう思える部分があれば
実は、あなたにも
すぐに取り組めるヒントが
たくさんあるのです。
端から見ていて
批評するのは誰でもできる。
実際にやってみるからこそ
得られるものは
山ほどあります。
行動に至る原動力は
なんと言っても「好奇心」。
好奇心をもって行動したことは
「失敗」ではなく
すべて「経験」になっていきます。
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