「諦める(あきらめる)」



あなたはこの言葉に

どんなイメージを持っているでしょうか。



とかく、

「投げ出す」「やめる」

という、

マイナスイメージで使われることが多い
この言葉。



でも、

「諦める」という言葉に使われる

「諦」には

もともと悪い意味はないのです。

(出典:漢字・漢和・語源辞典「諦」)


①「つまびらか(物事の細かいところまではっきりしているさま)」、
  「明らか」

②「つまびらかにする」
 「明らかにする」

③「悟り・真理(迷いを取り除いて永遠に変わる事のない
  物事の正しい道筋を理解して自分のものにする事)」(仏教語)

④「泣く」「叫ぶ」(同意語:啼)

⑤「まこと(本当のこと)」




そして、こうも書いてあります。



日本のみで用いられる意味


⑥「あきらめる(もう希望や見込みがないと思ってやめる)」



でもね

やめる、と決める前に

「もう希望や見込みがない」と
思うまでには



「現状はどうなのか」を

明らかにする必要がありますよね。



さらにさらに、


「自分はこうしたい」
「こうなりたい」など

目指すところがはっきりしていれば



そこに至る方法は

一つではないですよね。



ただ、様々な方法を
明らかにしていったときに

お金がかかりすぎたり

準備に時間をかけられなかったり

自分でやるには難しいことだったり

するかもしれない。



それが分かれば



まずは、

今の自分ができることから

行動していきますよね。





そう、実は

行動するまでには既に

いろいろなことを
「諦めて」いるのです。



「もう希望や見込みがない」と
諦めるのは

「方法」であって

(お金がない、時間がないなど・・・)



自分が目指すところを

なくす必要はないのです。



いろいろな方法を
「諦める」ことができて初めて

他の方法が見えるかもしれない



1ヶ月以内に実現することは
諦めたとしても

半年後には、

1年後には、

3年後には、

5年後には、

実現するかもしれない



もしかしたら、

今の段階では
予想もしなかったようなことが

起きるかもしれないのです。





私はここ数年で

「自分が面倒をみなければいけない」
と考えていた

義母の世話を諦めました。



「自分でできることは自分でがんばる」

ということを諦めました。



できない自分を
認めちゃいました(*´∇`*)



そうしたら

いろいろな人が助けてくれました。

手伝ってくれました。

力を貸してくれました。



何より、

私自身が元気になりました。



そして、

数年前よりもずっとずっと

「やりたいこと」が
現実化するようになりました。



諦めるのは、方法。



私は、いろんな方法を考えて
やってみて
諦めながら


「すべての自分にOKを出して
毎日笑顔で生きる」世界を

現実にしてきています。

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発想を広げたいかたへ

【今日の絵本】

それしか ないわけ ないでしょう (MOEのえほん)
ヨシタケシンスケ
白泉社





「未来は大変なんだぜ!」と
お兄ちゃんから聞いた女の子は、

うちひしがれておばあちゃんのところへ。


するとおばあちゃんは

「だ~いじょうぶよ~!!」と
明るく笑います。


未来はいろいろある。

それを作っていくのは、
今生きている私達。


ラストの落ちが大好きです。


*この絵本の紹介動画はこちら