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土曜日になったバイ!しかも、来週11月になる。時間は早くない?。とにかく、昨日私の研究と関係している面白いニュースを聞いた。1月に広辞苑の第7版が発売されるだそうだ。出版社は約1万語を増やすので、25万語になる。その中には、日本で使われている新しい外来語と和製英語も載る。今日は、その単語の一部について書こうかなと思っている。さて、始めよう!

 

 
1.  アプリ。この単語を知らない人はいる?いなかろう?まぁ、知らんお年寄りはきっといるけど、おしゃれな若者と、おしゃれなカッコイイヤンキー准教授博多弁ブロガー(会いたいなぁ。。。) は絶対に知っとるバイ。日本では、ライン、ツィッター、インスタグラムなど、様々な有名なアプリがあるけど、若者にとって、Facebookはダサいおっさんが使うもののようだ。楽しいのに。。。
 
アプリは英語のapplicationから来ている。外来語?和製英語?どっちだと思う?うん、和製英語だ。英語はappです。略することが好きな日本人は、もうちょっと英語をカットしないと。
 
 
"I downloaded a lot of apps from the internet."
インターネットからたくさんアプリをダウンロードした。
 
"There are tons of free apps on iTunes."
ITunesで無料のアプリはバリバリ多いバイ。
 
2. ドクターヘリ。この素敵な和製英語が好き。和製英語の一つの魅力は、単語の意味が簡単に伝わることだ。ベビーベッド、スキンシップ、パイプカット(パイプカットという単語の魅力を延々と語れる) などを聞くとすぐ意味が思い浮かぶ。でも crib (ベビーベッド), bonding (スキンシップ), vacestomy (パイプカット) を聞いたら意味全くわからんやん。だから、和製英語がバリバリ好き。ドクターヘリは英語でmedical transport helicopter、Medevac, air ambulanceなどを言う。この単語は悪いくはないけど、やっぱりドクターヘリがいい。好きな英語の単語はair ambulanceかな。この単語を聞くと、だれでも意味はすぐわかるからさ。
 
"He was taken to the hospital by Medevac." 
ドクターヘリで病院に運ばれた。
 
Medevac Helicopter
 
3. ツィートまたインターネット用語だ。21世紀だからしょうがないバイ。ツィートは、SNSのツィッターで何かの発言を載せることだ。私は、正直、ツィッターの使い方をあまり知らん。依存性になるまでFacebookは使えるけど、ツィッターは、ずっと不思議だ。一回使ってみたけど、ハッシュタグの使い方を夫に笑われた。若い人が好きなツィッターを使えないから、アンちゃんは若者じゃないかも。まさか。若いバイ。
 
私は先月テレビに出た。その時これは土曜日の朝の社会人向け番組だから、学生は見ないなぁ、と思った。しかし学生の1人が見て、ツィートをした。「アン先生は、テレビに出とるバイ!」って感じだった。そのおかげで、学生は結構見た。インターネットパワーはすごくない?ツィートは本当の英語だ。英語の綴りはTweet。発音、気をつけてね。Twitにすると、意味は、「おたんこなす」だ。
 
バリバリウケるTweet
 
4. ブラック企業もしね、文化や社会に概念がなかったら、この単語もない可能性が高い。例えば、過労死や単身赴任。日本人は仕事熱心だということは世界中に知られている。正直に言うと、熱心し過ぎだ。アメリカ人はそこまで熱心じゃないから、仕事に対しての忠実なことを表す単語もないんだ。
 
ブラック企業もそう。もちろん、社員をバリバリ働かせる会社はあるけど、わざわざ単語を作るほどない。1番近いのは、sweatshopだ。でもこの単語はこういうイメージがある。どっかの国で(東南アジア、アジア、インドなど)街中の工場で、貧しい人はめちゃ働かせられていることだ。時給はめちゃくちゃ安くて、働いている環境は最低。休憩がない。危ない。まあ、考えたら、ブラック企業とあまり変わらんかな。もちろん日本で働かされている人は貧乏じゃないけど、精神的な苦労と肉体にの影響は似ているかも。
 
sweatshopはこんな感じだ。
 
よく英語でMy boss is a slavedriverを言う。意味は、上司は、「私を奴隷のように働かせている。」真剣に言う時もあるし、ふざけている時もある。やっぱりブラック企業の当てはまる英語はないんだ。
 
5.イップス。私は、正直、一昨日までこの単語を知らんかった。調べたら、スポーツによくある障害だ。正確が必要なスポース(ゴルフ、ボーリングなど)で、大事な時に急に手が震えるということだ。この単語は一応英語(YIPS)やけど、私みたいに、聞いたことがない人が多いと思う。
 
イップスの語源の説はいくつかある。一つは「子犬が吠える」の意味からきたのだ。もう一つは、「YIPS」は「きゃあ!」とか「わお!」みたいな感嘆な言葉だ。英語では、「YIPS」に似たような言葉があるーーYippee!! まぁ、発音も綴りも似ているけど、意味は日本語の「やった!」に近いから、そこからきたかどうかわからん。Yippee!はハッピーな単語で、YIPSはハッピーじゃないからさ。
 
プロゴルファーのトミーアーマーさんが、急に手が震えて、ショットパットが出来なくなったから、引退せんといけんかった。トミーさんは、1967年に出版された本の中にそのことについてを書いて、「YIPS」と名付けた。英語では、twitchやjerksも言います。ある研究の結果によると、1/3から1/4のプロゴルファーは、イップスを経験したことがあるだそうだ。
 
簡単にいうと、イップスはプレッシャーに負けることだ。普段に何かができるけど、緊張すると、急にできんくなる。英語では、一番よく使われている表現は、スラングのchokeだ。スラングじゃないchokeの意味は、「何かが喉に詰まる」ことだ。スポーツ選手は、大事な時にプレッシャーに負けると、"He choked." と言います。プレッシャーは、スポーツ選手の喉に詰まったから、死んだって感じかな。下記の例文を見てみよう。
 
"He had a great game, but he choked at the end."
「彼のプレーは素晴らしかったけど、ゲームの最後のほうにプレッシャーに負けた。」
 
相手の選手を挑発する時もよく使う。
 
"Don't choke!"(皮肉っぽい。本当に負けて欲しい) "You're gonna choke!"
「プレッシャーに負けないで!」「あんた、絶対にプレッシャーに負けるぞ!」
 
Chokeはかなりネガティブな単語なんだ。よくchokeをする人は、chokerと呼ばれる。単語と一緒にジェスチャーを使う。こんな感じ。
 
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 6。スルー。この単語はバリバリ面白い和製英語だ。日本語で「何何をなかったことにする」という意味だそうだ。英語のthroughから来ているらしいけど、英語では、「なかったことにする」という意味はない。throughは「通して」とか「通じて」という意味がある。だから、もしかしたら、スルーを初めて日本で使った人は、こういうイメージがあったかも。何かを耳に入って、脳みそまで行く。一瞬考えて、ああ、やっぱり、このことを知りたくない、考えたくない、聞きたくないと判断し反対の耳から出る。つまり、何かが頭を通り抜けるけど、結局聞いてないようにする。英語で "Go in one ear and out the other"という慣用句がある。似ているけど、「スルー」みたいに、わざと気にしないじゃなくて、ただ何かを聞いた後、すぐ忘れる。子供はよくお母さんにこう言われるやろう?「部屋を片付けて!勉強して!」けど、動かない。お母さんは、「That went in one ear and out the other.」と言う。私もよく家をめちゃくちゃにする娘達に言うことやね。お母さんに言われることを、自分の子供に言うと、なんか気持ち悪くない?
 
日本語の「スルー」を表したい時、なんと言うかな。まぁ、一番近いのは、単語じゃなくて文章だ。"I'll act like I didn't hear that." "I'll act like I didn't see that." 「それを聞いてないふりをする、見てないふりをする」かな。全く一緒じゃないけど、近いと思う。
 
7。キャリーバッグ、エコバッグ。兎に角、「バッグ」が付いている和製英語が多い。私の一番好きなのは、「ボディーバッグ」だ。この単語は、何年か前に日本のモールで見たけど、最近あまり見ないから、もしかしたら日本語から消えたかも。日本語の意味は、体に斜めにかける鞄だ。英語では、body bagは、殺されて人の死体を入れる黒い袋だ。兎に角、ウケる。こういうのがあるから、私は和製英語と恋に落ちた。
 
マイバッグ、エゴバッグ、キャリーバッグは全部和製英語なんだ。マイバッグとエコバッグは英語でpersonal shopping bagは言うけど、キャリーバッグはバッグだけじゃなくて、スーツケースを示している時も多い。
 
キャリーバッグは、イギリス英語の買い物用carrier bagからきたのだそうだ。けど、carrierはcarryに略されて、素敵な和製英語ができた。イギリスやアメリカで使ったら、通じない。イギリスのcarrier bagは相当バラエティーが多い。取手のついた紙袋やビニル袋。ペットを運ぶバッグにも使う。日本語と英語のcarryの意味が同じ。何かをバックに入れて運ぶ。1番の違いは、日本語のキャリーバッグは主に旅行の時に使う鞄だ。イギリスのcarrier bagは、買い物の時に違う、紙やビニール袋だ。
 
日本語では、キャリーバッグはスーツケースとあまり変わらない。まぁ、ちょっと違うかな。キャリーバッグはいろんな種類ある。リュック。スーツケース。ボストンバッグ。スーツケースはキャリーバッグの中の一つって感じかな。
 
これらは、全部イギリスでcarrier bagと言います。
 
英語でcarry-on baggageと言う単語もある。意味が機内に持ち運び可小型の荷物だ。これは、スーツケース、リュック、手提げバッグ、ハンドバッグなど。とりあえず、サイズの規則内であれば、何でもいい。この単語からキャリーバックがきているかな、と最初に思ったけど、違うらしい。とにかく、キャリーバッグは素敵な多目的な単語だからどんどん日本人同士で使ってください。ただ、海外で通じないから気をつけてね。英語で言う時、suitcase(スーツケース), duffle bag(ボストンバッグ), backpack(バックパック), rucksack(リュックサック)を言ってね!最後に、アメリカでbackpackを言うけど、イギリスでrucksackのほうが使われている。
 
日本の定型的なキャリーバッグ。
 
広辞苑の第7版、1万語増えるから、全部はもちろんこのブログで語ることができんけど、少しでもこのブログが役に立ったらめちゃ嬉しいバイ。たくさん単語を増やしたけど、削除した単語も結構あった。だから、覚えて欲しいことは、言葉や言語は流動的なものだということだ。和製英語や外来語は、和語より絶対にそうだと思う。私の好きなボディバッグを最近見ないから、もしかしたら、日本語から消えた。残念。。。バリバリ好きだったのに。
 
また来週!勉強を応援しているよ!