紅茶の中でも、好きなものにフォートナム&メイソンの紅茶があります。
フォートナム&メイソンといえば、1707年にデュークストリートで
ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンが、ろうそくを売る
小さなお店を開店させたのが始まりといわれています。
1707年といえば最近独立問題で話題となったスコットランドが
イングランドと連合し、グレート・ブリテン王国が誕生した年でもあります。
アンティーの次の旅行は、スコットランドかもということだったので、
この時のニュースの行方を、ドキドキしながら見守っていました。
その頃の日本のことを調べてみると、江戸時代は徳川綱吉(五代将軍)
の時代で、富士山が最後に噴火したとされる宝永大噴火の年でした。
年月を経て、F&Mは、やがて英国王室御用達の称号、ロイヤルワラント
(英国王室御用達)の栄誉を受けるまでに発展しました。
創業300年を超える、歴史の重みを感じます。
このF&Mですが、歴史の節目にいろいろな紅茶の記念缶を
発売しているので最近のものを、ちょっと紹介いたします。
下の写真の左の缶から
ターセンテナリー
2007年に創業300年を記念して発売された黒缶の紅茶です。
ダイアモンドジュビリー
「Tercentenary」とは300年記念祭を意味しています。
黒缶には、ジョージ王朝時代の時計の針のモチーフがデザインされています。
過去から現在、現在から未来へと時を超えて受け継がれる「Timeless」と
いう意味を表しているのだそうです。
この紅茶を、初めて飲んだのはアンティーでした。
「創業300年の年だから、そろそろ発売されると思っていたら、
やっぱり出たのよねぇ。」といって、みすず先生が淹れてくださいました。
紅茶発祥の地「雲南」とインド「アッサム」の茶葉をブレンドした
先生お勧めの紅茶だけあって、紅茶についてよくわからなかった私でも
「こんなに美味しい紅茶があるんだ~」と感動して飲んだことを、
つい昨日のことのように覚えています。
あの時から、早いもので7年がたってしまいました。
中身はもちろん空っぽです。缶にはサビまで・・・・
350年か、400年の記念缶も発売されるんだろうなぁ・・・・。